１９日の京都５Ｒ・２歳新馬（芝内１４００メートル）は、イスラボニータ産駒で藤懸騎乗の７番人気アクルクス（牡・池添）が２馬身差で快勝した。パドックでは入れ込む様子も見られたが、競馬ではしっかりとコントロールの利いた立ち回り。鞍上がうまくなだめつつ直線を向くと、雨馬場を力強く伸びて突き抜けた。勝ち時計は１分２２秒７（稍重）。 　鞍上の藤懸は「テンションの高いところが課題ですが、上手に馬群の中で競馬をして、最後までしっかり脚を使ってくれました。よく頑張ってくれました」。気性に成長の余地を残しながらも、初戦から最高の結果を出したパートナーをたたえた。 　当初はこの日の４Ｒ（ダート１８００メートル）でデビューを予定していたが、除外されたことからこちらに再投票。池添調教師はそんな経緯を明かしつつ、「追い切るうちに切れる動きをするようになったので芝でも行けるんじゃないかと。除外になったらここへと思っていました。乗り込みも十分でうまく結果を出せて良かったです」とホッとした表情を浮かべていた。