新年度相場入りを前に注視したい「来期好調予想」3銘柄
日本株相場は来週後半から実質的に新年度相場に入る。個別物色の焦点も本格的に来期業績へと移ることになりそうだ(イメージ写真:maroke/PIXTA)
3月22日の東京株式市場は、前日21日の米国株市場でダウ平均株価とナスダック指数がともに4営業日続伸で過去最高値を更新したことを好感。半導体関連株などへの買いが先行し、日経平均株価は一時4万1000円台に乗せる場面もあった。 ただ、買い一巡後は利益確定の売りが出て上昇幅を縮小。日経平均の終値は前日比72円高の4万0888円と、小幅ながら4営業日続伸した。 来週(25~29日)は、急速な戻りで回復した日経平均4万円台での値固めが焦点となる。日米の金融政策決定会合を無事通過したことや、3月期末に伴うポジション調整の売りが一巡したことで、売り圧力は低下している。さらに、3月期末の配当権利取りの買い需要も想定される。 来週の日経平均の想定レンジは4万0200~4万1300円とする。TOPIX(東証株価指数)が1989年12月18日につけた過去最高値2884.80ポイントの更新が視野に入ってきたことも焦点となる。
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冨田 康夫