【PANCRASE】王者・伊藤盛一郎「5R、最後まで諦めない勝ちへの執着が鍵」×挑戦者・サロハイディノフ「打撃も組み技もミックスさせる」=7月21日(日)
2024年7月21日(日)、東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRASE 346』で「フライ級キングオブパンクラスチャンピオンシップ」(5分5R)として対戦する、王者・伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム/ZST)と、挑戦者のムハンマド・サロハイディノフ(カトラン ジム/タジキスタン)が前日計量および調印式を行った。 【写真】杉山しずかが見事に割れた腹筋を披露 ▼フライ級キング・ オブ・パンクラス チャンピオンシップ 5分5R 伊藤盛一郎(日本/リバーサルジム横浜グランドスラム/ZST)王者 56.65kg ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン/Katran Gym)挑戦者 56.55kg 56.65kgでパスした伊藤は、「緊張することも無く、怪我も無くすっきり試合を迎えられます。(12月に)ベルトを取って、今までで一番強い自覚を持って練習してきました 何がなんでも勝ちたいです。必ず一本・KOで仕留めます。前回はタイトルマッチのプレッシャーがあって、動きが悪かったですけど、今回は怪我もなく、明日をやっと迎えられます」と試合が待ち切れない様子。 56.55kgで伊藤より100g軽く計量したサロハイディノフは、「今回のタイトルマッチを長い間待ち焦がれていました。エキサイトする、興味を持ってもらえる試合をします。チャンピオンになってタジキスタンにベルトを持ち帰ります」と王座奪取を宣言した。 その言葉に伊藤は、「PANCRASEのベルトを海外に持って行かせるわけにはいかないので、しっかり防衛するのは当たり前で、どう勝つかが求められていると思います」と王座防衛はマストで、その上でフィニュシュ決着を見せたいとした。 レスリングを武器とする最強挑戦者を相手に、伊藤は「所(英男)さんの試合(7.28『超RIZIN.3』でヒロヤ戦)が同じ時期に決まって 寝技の強い所さんとずっとスパーリングをしてきました。そして田中ノリ(路教)先輩とずっとスパーを、何十Rとノリ先輩とやっていて、日本であそこまでレスリングが強い選手がいないので大丈夫だと思えました」と、グラップラー対策は万全だという。 試合を決めるキーを問われ、挑戦者は、「ハードなトレーニングキャンプを行い、5R戦うためにコーチの指導を受け、強いスパーリングパートナーと練習をしてきた。試合の鍵は流れによって、どんな状況になろうとどんなポジションであろうと、ストライキングも組み技もミックスさせて戦うこと」と、全局面で戦えることが勝利の鍵となるとする。 対する王者は、「5分5Rなので、最後まで諦めない、勝ちへの執着が大事だと思っています。技術も大事ですが、キツいところで実力を出せるかは自分の問題なので、実力をしっかり出せるように、折れずに頑張ります」と、5R通しての勝利への執着が防衛に繋がるとした。 伊藤は、約5年の交際期間を経て、5月にK-1女子アトム級王者・菅原美優との結婚を発表したばかり。菅原のサポートについて、「練習や減量で疲れたときに、家でできないことをサポートしてもらいました。ノップ先生(ノッパデッソーン)にミットを持ってもらい一緒に打撃練習してきましたし、チャンピオンになる前からずっと一緒にやってきたので、いると安心します。結婚して家族ができたんで、夢のため、あと、犬のために毎日頑張っています」と、ともにチャンピオンとして歩み続けた日々が、家族となったことで新たな夢に向かっていると笑顔で語った。 「チャンピオンになるのがいまの目標。そしてチャンピンなっても、いまのまま変わらずファイターとして次の防衛戦を迎えたい」とハングリーさを見せる サロハイディノフに対し、伊藤は「強いのは当たり前で、強くて優しいチャンピンが一番。小さい子から大人までみんなに好かれるチャンピオンでいたいと思います」と、ベルトとともにピープルズ・チャンピオンでもありたいとした。 プロ3戦目ながら、アマチュア時代にダゲスタンやチェチェン、ロシアの強豪たちと鎬を削り100戦以上を戦ってきたサロハイディノフと、プロ23戦でZST、RIZIN、PANCRASEと渡り歩きベルトを巻いた伊藤による5Rの王座戦は、7月21日、午後2時からの『PANCRASE 346』のメインイベントで行われる(当日券は13時30分より会場にて販売)。
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