シダマツが全日本初V王手 志田「勝っても負けても最後」、松山「明日はもっと良いプレーを」 決勝は五十嵐、桜本組
「バドミントン・全日本総合選手権」(29日、武蔵野の森総合スポーツプラザ) 女子ダブルス準決勝が行われた。パリ五輪銅メダルの志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が、大竹望月、高橋美優組(BIPROGY)を2-1で下し、初優勝に王手をかけた。 第1ゲームは16-21で献上したが、第2ゲームを21-19で奪取。最終ゲームは松山の強打や、志田の8連続得点などで点を重ね、21-15で勝ち切った。志田は「終始、相手のペースだった。自分たちの簡単なミスが増えていた」と反省しつつ、「プレッシャーがある中で勝ちきれてよかった」と汗を拭った。 今大会は4大会ぶりの出場。決勝はパリ五輪後に結成された五十嵐有紗(BIPROGY)、桜本絢子(ヨネックス)組と対戦する。志田が「勝っても負けても最後。一球一球に気持ちを込めて戦いたい」と意気込めば、松山も「明日はもっと良いプレーがしたい。楽しくできれば結果は付いてくる」。パリ五輪など多くの国際大会を戦い抜いた2024年を最高の結果で締めくくる。