ノリスが独走ポールトゥウィンでシンガポールGPを制し今季3勝目!フェルスタッペン&ピアストリが表彰台…角田裕毅は12位|F1
2024年のF1第18戦シンガポールGP決勝が現地時間22日行われた。現地シンガポールは日没時間を過ぎ、照明が灯った。ドライ路面で決勝開始時刻を迎えている。 【動画】ノリスがシンガポールGPを制す!初のポールトゥウィン&キャリア3勝目! 2位フェルスタッペンを突き放す完璧なレース ほとんどのドライバーが第1スティントにミディアムを選択。3番グリッドのルイス・ハミルトンはソフトを装着した。 ブラックアウトとなり、ランド・ノリス、マックス・フェルスタッペン、ハミルトン、ジョージ・ラッセルとグリッド順のままターン1へと入っていった。8番グリッドの角田裕毅は11番手にポジションを落としてコントロールラインに戻ってきている。 ここから序盤は隊列の長いトレイン状態で戦局が進む。トップのノリスが快調に飛ばしてファステストラップを連発し、10/62周目にはフェルスタッペンとの差を4秒まで広げた。 11周目に入るタイミングで、ソフトのダニエル・リカルドが最初のピットインを行う。ここからは、トレイン状態を嫌って早めのアンダーカットを狙うチームも出てきた。 アレクサンダー・アルボンはピットイン後、オーバーヒートしたとしてスローダウンとなり、17周目にリタイアを決断した。 20/62周目に入ると、トップのノリスと2番手フェルスタッペンの差が14秒まで広がる。そこから11秒後ろに3番手ラッセルと、1-2-3は間隔が空く状況に。
トラック上では直接的な争いでオーバーテイクの起こる場面がほとんどなく、各チームはストラテジーとピット戦略でいかにライバル勢より前に出られるかがレースのカギとなった。同時に、セーフティーカーが入る可能性があることから早期のピットインを嫌うドライバーも散見された。 5番手走行中チャールズ・ルクレールは長らくニコ・ヒュルケンベルグのトレインに付き合う状態となっていたが、29周目にようやくパス。これでこの時点の4番手に浮上した。 30/62周目の途中、22秒の差を築いて独走状態だったノリスが、ブレーキをロックさせてフロントウイングをウォールに当てたとチームに報告。ピットに入ってタイヤを交換するも、チームは大きな問題ではないとして、ウイングを交換せずそのままハードの第2スティントに入った。 ミディアムで粘り続けた角田は34/62周目にピットへと入り、ソフトに履き替えた。第3スティントがあるのか、それともソフトで残り29周を走り切るのか、この時点では不明瞭な状況に。僚友リカルドはソフト→ミディアムにしていることから、VCARBとしてハードタイヤの使用を避ける形となっている。 オスカー・ピアストリ、ピエール・ガスリーも39/62周目にタイヤ交換を終え、これでトラック上の全ドライバーが第2スティントに入った。 40/62周時点でトップはノリス。23秒後方に2番手フェルスタッペン、そこから14秒差で3番手ラッセルとなる。さらに4秒差で4番手ハミルトン、僅差で5番手ピアストリという並びになった。ピアストリはこのラップ中にオーバーテイクし、4番手に浮上している。 角田は42周目に前方のリカルドとポジションをスワップし12番手に浮上。だがその前11番手フランコ・コラピントとの差は20秒も開いている。 残り15周になると、8番手フェルナンド・アロンソから9番手ヒュルケンベルグ、10番手セルジオ・ペレス、11番手コラピントがトレイン状態となり、入賞圏内の当落線上の争いが接近戦となる。ここが混戦となっている間に、ソフト装着の角田は1ラップあたり1~2秒近く速いペースで差を詰めていった。
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