秋の初めに感じる「秋バテ」不調の原因は夏バテ対策の“冷やす”生活習慣だった
日常の気になる疑問を解決!「秋バテ」の原因と簡単にできる対策は?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。 【写真】夏バテ対策を続けると危険! 秋にも注意の熱中症
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Q.秋の初めに感じる「秋バテ」。原因と簡単にできる対策は? A.夏の生活習慣を無意識に続けていると、秋バテしやすい。身体を温めて、労わるのが大事。(公認心理師 大美賀直子さん) 10月に入り、すっかり過ごしやすい気候に。ただ、季節の変わり目である初秋は「夏バテ」ならぬ、「秋バテ」に注意が必要だという。 「秋バテは、秋になり気温が急に下がることで夏の疲れがどっと出てしまい、心身に不調を来たす症状のこと。気候の変化に身体がついていけず、自律神経のバランスが乱れることで、だるさを感じやすくなったり、食欲不振になってしまうこともあります」 と教えてくれたのは、公認心理師の大美賀直子さんだ。 「夏バテ対策をする人は多いのですが、秋は気温が下がって過ごしやすくなるから良いだろうと油断しがち。特に近年は9月下旬になっても暑い日が続くので、その勢いのまま、つい身体を冷やす生活習慣を続けてしまうことが、秋バテを悪化させる原因になります」(大美賀さん、以下同) 氷たっぷりの冷たいコーヒーや冷えたビールを飲んだり、湯船につからずサッとシャワーだけで済ませるなど。気温が高いうちは身体の負担にならなかったことが、体力の消耗につながるという。 「秋バテを改善、予防するには、身体を内側と外側の両方から温めて労わるのが大切です。疲労回復効果のあるビタミンB1が多い豚肉を使った豚汁や、ビタミンが豊富な野菜を使ったスープなど、栄養のある温かいものを積極的に食べてください。 湯船にしっかりとつかってじっくり身体を温めるのも大切です」 また、薄手の服で寝てしまっている人は、早めに衣替えを済ませて、秋から冬用のパジャマで朝晩の冷えに備えよう。