「ギータ2世」ソフトバンク笹川吉康、2軍阪神戦で豪快6号ソロ 逆転での打点王獲得へ意欲
◆ウエスタン・リーグ 阪神6ー14ソフトバンク(25日、鳴尾浜) ソフトバンクの4年目・笹川吉康外野手(22)がファームの今季残り3試合に、逆転での「打点王」獲得をかける。阪神戦に「6番センター」で先発出場すると、4回の第2打席でバックスクリーン右に設置されているスコアボード下を直撃する豪快な6号ソロ。これで今季51打点目を挙げ、同僚のリチャード内野手(25)と並んでのリーグ2位タイ。トップは、この試合で中犠飛と8号ソロで2打点を挙げた阪神・井上広大の52打点。初タイトルへ意欲を見せる笹川は「獲れればいいかな、と思っています」とリーグ連覇のかかる27日からの広島3連戦(山口・由宇)での〝逆転タイトル奪取〟を宣言した。 ■尻もちスロー!鷹のジーターが魅せた【写真複数】 背番号「44」の先輩で、同じ左打ちの外野手。豪快なフルスイングもそっくりで「ギータ2世」の異名を取る若武者が、本家が1回に放った先制弾に続き、4回にバックスクリーン右へ一発。阪神の左腕・門別啓人が4球変化球を続けてカウント3―1となり、続く5球目は143キロストレート。「真っすぐ待ちで、真っすぐが来て、一発で仕留められたんで、そこはいい状態なのかな、と思います」と読み通りの一撃は、スコアボード下に当たり、敵地の球場中に「グシャ」と鈍い音が響き渡った。 「ホームランを打ったことは本当に素晴らしい」と松山秀明2軍監督はその賛辞に続けて「見えてない部分をしっかりと評価してあげないと」と挙げた2シーンが、2回と8回に選んだ2四球。このチャンスメークで、いずれのイニングも得点につながり「そういうところの方が、評価は僕の中では高いので」と指揮官が言えば、笹川も「(2四球は)しっかりと我慢できたんで」と納得顔。そうした打席での我慢強さは、強打者の必須条件でもある。初の打点王へ、まさしくここが〝我慢どころ〟だ。 【#OTTOホークス情報】 【おすすめ記事 優勝特集】 女性関係の不祥事で大批判…山川穂高を支えた妻の一言、小久保監督の長男&長女が父に贈る言葉、秋山幸二さんが語る小久保采配など西スポWEB OTTO!が総力取材したとっておき優勝記事がたっぷりです。 ▼下記の関連記事から▼
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