販売数激変&価格高騰で中古マンションも買いにくい!? 最新市況を不動産アナリストが徹底解説【2024年11月版】
マンション供給は、量から質への転換が求められる
2024年10月、中野区で進められていた中野サンプラザ跡地などの再開発計画が見直されることになった。当初予定していた事業費が建設費の高騰によって大幅に膨らんだことが理由だ。資源価格や人件費に加え金利もさらに上昇する可能性が高く、事業規模の大きなプロジェクトの事業計画の見直しは今後さらに増えるかもしれない。 また人口減少は都市部も含めて進む見込みで、かつてのようなマンションの大量供給は、求められていない。量から質への転換が求められる中、「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」のような、環境性能の高い分譲マンションは、これから高く評価されるのではなかろうか。 一方、基本性能の低い住宅は、人口減少の中でさらに競争力を失う可能性もある。資産性を重視するなら、立地だけでなく住宅性能もよく確認して10年後、20年後も価値ある住まいを選ぶべきだろう。
岡本郁雄
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