結婚24年「なにもできない妻が愛おしい」と語った夫が娘から聞いた妻の真の姿
「制度が変わると、キャリアを見直したり、義務から逃れるために職場を変える人は多いです。パートをしていた人などが社会保険制度の改正を機に転職し、それが浮気に発展することもあります」と言うのは、キャリア10年以上、3000件以上の調査実績がある私立探偵・山村佳子さんだ。彼女は浮気調査に定評がある「リッツ横浜探偵社」の代表だ。 【マンガを読む】学生時代の同級生がオンラインサロンで人気に…怖い素顔とは 今回の相談者は52歳の泰則さん。結婚24年の妻は高校の同級生で、弓道部の選手とマネジャーとして気心が知れている。23歳で食品会社に勤務する長女、20歳の次女、18歳の大学生の三女がいる5人家族だ。妻の母親が譲ってくれたマンションに住んでいる。 前編「高校時代の初恋の相手「理想的な母」が…23歳長女が目撃した“ありえない現場”」で詳細を伝えたように、妻は初恋の相手で、24年間専業主婦をつとめた。3人の娘たちと理想的な家庭環境を築いていたという。しかしパートを始めたころから外泊が増えるようになった。しかも23歳の長女が、妻が男性と手をつないでいるところを目的してしまったのだ。妻をずっと愛している泰則さんが疲弊した様子で調査を依頼してきた。その調査の結果は。
長女が「目撃」するまで
泰則さんと妻との夫婦関係を再度振り返りましょう。妻とは高校の同級生で同じ弓道部部員として知り合い、片思いを続けていました。名門国立大学に在学中の泰則さんが20歳の時、妻に告白をして交際に発展。 大学卒業後の泰則さんは、今後の安定した生活のために、インフラ系の企業に就職。妻は、管理栄養士として食品関連会社に勤務していましたが、性格が引っ込み思案なために「専業主婦になりたい」と28歳の時に結婚。以降、3人の娘を授かり、順風満帆の生活を続けます。 妻は一番下の娘が中学校に進学した5年前から、スーパーのパートタイマーとして働き始めます。泰則さんは安定した大企業に勤務しており、扶養手当も手厚いために妻は「年収の壁」を超えないように仕事を続けました。 しかし、この10月の制度改正で、多くの人が社会保険料を支払う義務が発生。妻は「ただのパート」というイメージが定着したスーパーから、冷凍食品などを扱う企業に準社員として転職。以降、残業や宿泊を伴う出張が増えます。 さらに食品関連会社に勤務する長女が、見本市で妻と別の男性がカップルつなぎをして会場を回っている姿を見てしまいます。長女が撮影した写真を見て、泰則さんは妻の浮気を確信。泰則さんは妻を愛しており、現在も肉体関係を持っている。今後、夫婦の関係をどうすればいいかを考えるために、現実を知りたくて、山村さんに調査を依頼したのです。