「配当金収入」月45万円・20年で〝億り人〟に…経験則から導き出す億リーマンの「株で稼ぐ技」公開
今回、なのなの氏には3銘柄をピックアップしてもらった。配当利回りと業績に加え、株価が割安だと考えられる水準にあること、その企業が属する業界でトップシェアを握っている、というポイントも加味してもらっている。 「株価が割安かどうかを判断する指標としては、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)が代表的で、それぞれの数値を参考にしています。 また、業界首位の企業は、2位以下の企業よりも、製品・サービスの開発力やマーケティング力、そしてブランド力が高く、顧客に選ばれやすいといった、いくつかの優位性があります」 以下、その3銘柄を紹介しよう。 ◆【ホンダ】(銘柄コード/7267)…配当を含む株主還元に積極的 自動車メーカーとしては世界第7位だが、二輪車では世界トップのホンダ(本田技研工業)。 ’23年3月期と’24年3月期は、純利益の約5割を配当金と自社株買いに充当し、積極的な株主還元を実施している。’25年3月期は、会社側予想は減益だが、アナリスト予想では増益。想定為替レートは、通期平均で1ドル=140円と円高水準に設定していることから、通期で増益となる可能性は十分ある。 ◆【SBIホールディングス】(銘柄コード/8473)…「金利のある世界」で大きな恩恵 傘下に銀行や証券会社、保険会社などを有する総合金融サービスグループ。グループ内のSBI証券は、ネット証券最大手であり、証券口座数は大手証券会社も含めて業界トップ。 日銀が金融引き締めに転じ、金利の引き上げを続けるスタンスにあることから、銀行の住宅ローンや、証券会社の信用取引における金利収入で恩恵を受ける余地が広い。 ◆【第一興商】(銘柄コード/7458)…株主優待の実質的な利回りが魅力 業務用カラオケ機器およびカラオケルームの最大手。カラオケルームの『ビッグエコー』や『カラオケマック』のほかに、多数の飲食店舗を運営する。 配当利回りは3%台前半となっているが、株主優待を利回りで換算すると6%以上になる。ただし、株主優待を受けるには、200株以上の保有が条件。中間配当は無いが、中間期末には株主優待券(5000円相当)がもらえる。 ■経験則から導き出した「配当利回り」と「業績」の読みかた……。もっと詳しい、なのなの氏の高配当株投資の手法については有料版【FRIDAYサブスク】でお読みいただけます。 ※本記事は、投資や資産運用の参考になる情報提供を目的とするもので、投資勧誘を目的としたものではありません。 実際に投資を行う際の最終的な判断は、ご自身の責任で行なってください。そのため、記載内容を基にした投資判断によって発生する一切の損害については、ご自身が責任を負うものとし、運営者および情報提供・許諾者はいかなる責任も負わないものとします。なお、記載している株価やデータなどは、編集部でチェックしておりますが、投資の際にはご自身で確認してください。 取材・文:松岡賢治 マネーライター、ファイナンシャルプランナー/証券会社のマーケットアナリストを経て、1996年に独立。ビジネス誌や経済誌を中心に金融、資産運用の記事を執筆。著書に『ロボアドバイザー投資1年目の教科書』『豊富な図解でよくわかる! キャッシュレス決済で絶対得する本 』。
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