村上宗隆「文字通り、ヤンキースで鉄板だ」それとも…「ドジャースが『後払い方式』でぶん捕るか」早くも米メディアが色めき立つ
ヤクルト・村上宗隆内野手(24)は2日、現状維持の来季年俸6億円で契約更改した。来オフにポスティングシステム(入札制度)によるメジャー挑戦を球団から容認されている主砲は「日本でやる最後のシーズンになると思う」と語った中、早くも移籍先を模索する米メディアの報道も目立った。 ◆ヤクルト・村上宗隆、スパイクに母への感謝のメッセージ【写真】 村上は2023年1月にテレビ出演した際、好きなメジャー球団について「西側(の球団)に行きたい」「ヤンキースも行きたいですけど、ヤンキースって西側じゃないんですか?」などとコメント。大リーグは通常、ヤンキースが『東海岸の盟主』、ドジャースが『西海岸の盟主』と称される。 この言葉を米メディアも把握しており、米キングソースは「文字通り、ヤンキースで鉄板だ。ヤンキース側も来オフは一塁と三塁を空けて待っている」と断言。米誌スポーツイラストレイティッドも「ヤンキース、国際的なスター獲得で長年の内野問題を解決か?」の見出しで「村上宗隆のメジャー移籍は、ヤンキースが先月にアンソニー・リゾ一塁手の来季年俸1700万ドル(約25億5000万円)球団選択権を破棄し、一塁を空けた動きに呼応する」と分析。 さらに、同誌は「村上自身も、以前に好きな球団として具体的にヤンキースの名前だけを挙げていた」「ヤンキースは松井秀喜、田中将大、イチロー、黒田博樹と多くの日本選手を擁してきた歴史がある。しかも、彼らはファンのお気に入りだった」とした。 その一方で、米プレーオフスは「村上の移籍先として真っ先に思い浮かぶのは、やはりドジャースだ。大リーグ史をひもとくと、野茂英雄や前田健太など最高の日本選手たちがドジャースをホームとしてきたことからは目を背けられない。大金を積み上げてトップ級を獲得するのがドジャースの常だ。またも『後払い方式』でぶん捕るかもしれない」と予想した。 ドジャースは現在、大谷翔平、ベッツ、フリーマン、新戦力左腕スネルら主力6選手の大型契約の一部が、契約満了後に後払いされるようになっている。 スポイラ誌は、逆に「昨オフの大谷翔平と山本由伸の契約により、日本選手にとってプレミア級の移籍先として台頭しているのがドジャースだ。だが、一塁とDHはフリーマンと大谷で完全に埋まっているため、村上はフィットしないかもしれない」と分析した。
中日スポーツ