女性で【年収500万円超~600万円以下】の給与所得者は少ない?目指しやすい業種も
2024年が幕開けしました。「今年こそ年収アップ」と計画中の人もいるでしょう。 サラリーマンの年収は一般的に、毎月の「給料・手当」と、6月や12月に支給される「ボーナス(賞与)」をあわせた金額を指します。 【年収の一覧表】給与500万円台は全体の何割?男女別に見る。目指しやすい業種も(出所:国税庁「令和4年分 民間給与実態調査統計」など) ライフステージの節目で働き方をチェンジする可能性の高い女性は、どうしても平均年収が男性よりも低くなります。 では、女性で「年収500万円超~600万円以下」の給与所得者はどれほどの割合を占めるのでしょうか。 今回は、国税庁の開示資料をもとに見ていきます。目指しやすい業種についても確認しましょう。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【女性】年収500万円超~600万円以下の実態
2023年9月に国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態調査統計」によると、2022年の給与所得者の総数は5077万6000人。 そのうち年収500万円超~600万円以下の給与所得者の人数は551万1000人でした。これは全給与所得者のうちの10.9%に当たります。また、全給与所得者の上位33.5%に含まれる年収レンジです。 ただし、年収500万円超~600万円以下の給与所得者を女性のみに絞ると、136万9000人に減ります。 これは、女性給与所得者の6.4%に当たります。また年収500万円以上に範囲を広げても、14.6%のみとなりました。
年収500万円以上を目指しやすい業種とは
パーソルキャリア株式会社が運営する大手転職サイトdodaが調査した「平均年収ランキング」では、業種ごとの平均年収を知ることができます。 こちらによると、業種分類別の平均年収ランキングは次のとおりでした。 1.金融:469万円(男性572万円・女性394万円) 2.メーカー:466万円(男性506万円・女性381万円) 3.総合商社:464万円(男性525万円・女性374万円) 4.IT/通信:446万円(男性478万円・女性393万円) 5.建設/プラント/不動産:432万円(男性470万円・女性364万円) 6.専門商社:424万円(男性468万円・女性361万円) 7.インターネット/広告/メディア:423万円(男性469万円・女性381万円) 8.メディカル:408万円(男性499万円・女性354万円) 9.サービス:377万円(男性419万円・女性335万円) 10.小売/外食:359万円(男性400万円・女性317万円) 1位の金融でも平均年収は469万円です。 ただしさらに細かくみていくと、「投信/投資顧問」(750万円)、「証券会社」(596万円)、「信託銀行」(549万円)と、平均500万円を超える業種が存在することがわかります。 しかし、女性に限定すると平均500万円超えは「投信/投資顧問」の583万円、「証券会社」の503万円に減ります。 他の業種であっても、男性と女性の平均年収には違いが見られました。当然ながら、年代別でも平均年収が異なります。