22年「東宝シンデレラ」白山乃愛、ファイナリスト今濱夕輝乃が映画初出演 2人の憧れ女優は…
22年の「第9回東宝シンデレラ」オーディショングランプリの白山乃愛(12)、ファイナリストの今濱夕輝乃(12)が、公開中の映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(中田秀夫監督)でスクリーンデビューした。このほど、2人が喜びと今後の目標などを語った。 2人ともすでにドラマで役者デビューしているが、映画初出演の喜びは格別。あこがれの女優に、白山は長澤まさみを、今濱は上白石萌音を挙げるように、映画出演でキャリアを重ねてきた先輩が多い。スクリーンに映った自分を見て「すごくびっくりして、うれしくて、驚きました」(白山)「本当に自分なのかな? って思いました」(今濱)と喜んだ。 撮影の思い出を聞くと、白山は主演の天海祐希とのエピソードを振り返った。「(小道具の)財布が固くて、開けるのが難しかったんですけど、天海さんがアドバイスをくれたり、『ゆっくりでいいんだよ』と声をかけてくれました」。 今濱は同世代の子供たちとの撮影が刺激になったことを話した。「乃愛ちゃんもいましたし、子供もたくさんいたので、話していると楽しくて、だんだん緊張もなくなりました」。あこがれの萌音とも“共演”でき、思い出深い作品となった。 同い年で、同じ7月生まれ。ライバル心は? と聞くと、白山の「ライバルというより仲間」という言葉に、今濱が「2人ともキャラクターが違うから」と応じた。初映画も緊張したが、互いの存在が「心強かった」と口をそろえた。 オーディションを通じて仲良くなったという。互いの印象を聞くと、白山は「ふわーっとしている子かと思ったら、剣道をしている時は別人になって、そのギャップがすごい。いちばん話しやすいです」と言い、今濱は「こんなにかわいい子がいるんだ! と思ったのが第一印象です。私も乃愛ちゃんみたいになりたいと思いました」と笑みを見せる。 今後については、白山は「映画もドラマも学業も頑張りたい。福田(雄一)監督の映画に出たい」、今濱は「アクションをやってみたい。『キングダム』のような作品がかっこいい」とハキハキ答えた。来年は中学生になり、役の幅がどんどん広がっていきそうだ。【小林千穂】 ◆白山乃愛(しろやま・のあ)2012年(平24)7月11日生まれ、埼玉県出身。23年日本テレビ系「Dr.チョコレート」でデビュー。特技は習字、バレエ、縄跳び。好きな科目は体育。 ◆今濱夕輝乃(いまはま・ゆきの)2012年(平24)7月5日生まれ、埼玉県出身。23年時代劇専門チャンネル「橋ものがたり『約束』」でデビュー。特技は剣道、抜刀、書道。好きな科目は算数、理科。