日経平均株価の終値、5か月ぶり4万円台回復…新NISAの来年分非課税枠を使った株式や投資信託の購入開始影響か
27日の東京株式市場で日経平均株価(225種)の終値は、前日比713円10銭高の4万281円16銭となった。4万円台を回復するのは7月19日以来、約5か月ぶり。半導体関連株など日経平均の寄与度が高い銘柄を中心に幅広い銘柄が買われ、上げ幅は一時800円を超える場面もあった。
外国為替市場の円相場が前日よりも円安・ドル高に振れたことで、電機や自動車などの輸出関連株も上昇した。日経平均より幅広い銘柄で構成する東証株価指数(TOPIX)も34・90ポイント高い2801・68で、6月26日以来、約6か月ぶりの高値となった。
新NISA(少額投資非課税制度)の2025年分の非課税枠を使った株式や投資信託などの購入が27日に始まっており、市場では「株価上昇の一因となった」との見方も出ている。
東京市場の円相場は27日午後5時、前日(午後5時)に比べて46銭円安・ドル高の1ドル=157円81~83銭で大方の取引を終えた。