フロント“無人”の宿泊施設オープン 受付でタブレット端末操作し遠隔でオペレーター対応 狙いは『ラピダス工場建設』で宿泊需要見込み今後100室達成へ 北海道千歳市
次世代半導体を開発・製造するラピダスの工場建設が進む北海道千歳市に新たな宿泊施設が3月30日オープン。 【画像】フロント無人の宿泊施設 千歳市にオープン ラピダス工場建設で需要見込み この施設、フロントが無人なことが特徴だ。
フロント“無人”の宿泊施設3月30日オープン
千歳市に30日オープンするJR北海道のグループ会社が手がける「JRモバイルイン千歳」。 まるで貨物のコンテナのような木造のムービングハウスが並ぶ。 この施設、ある特徴が。 「本日はご予約いただきましてありがとうございます」(JRモバイルイン千歳オペレーター) 施設の受付カウンターは無人だ。 タブレット端末を操作して遠隔でオペレーターと話し、客室のカギを開ける番号を教えてもらい誰にも会わずにチェックイン。 客室はシングルルーム20室で電子レンジやキッチン用品のほか洗濯機も備え長期間滞在も可能だ。
ラピダス建設で需要増加
さらに、立地はJR千歳駅すぐで高速道路のインターチェンジにも近く、なにより次世代半導体の量産を目指すラピダスの工場建設地まで約5キロの場所にある。 ここに施設開業の狙いがあった。 「半導体工場が建設されることで、宿泊需要が増える」(北海道ジェイ・アール都市開発 高橋忍専任部長) 工場建設の作業員はピーク時で約4000人。 宿泊需要を見込んで運営会社は今後、5年以内には100室を達成したい考えだ。
北海道文化放送
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