中村鷹之資、「何が不安なのかわからないくらい心配…」 伝統芸能以外の初舞台『有頂天家族』、濱田龍臣とW主演
歌舞伎俳優の中村鷹之資(25)、俳優の濱田龍臣(24)が2日、ダブル主演で3日から東京・新橋演舞場で開幕する舞台「有頂天家族」(11日まで)の囲み会見に出席し、いよいよ始まる舞台を前に思いを語った。 森見登美彦さんの同名小説が原作。京都を舞台に人間に化けて暮らす誇り高き狸一家をめぐり、狸、天狗、人間が繰り広げるてんやわんやの大騒動を描く。鷹之資と濱田は下鴨神社の境内に暮らす狸一家の三男・矢三郎を演じる。 伝統芸能以外での初めての舞台とあって鷹之資は「実は本当にドキドキして何が不安なのかわからないくらい心配でした。初日の稽古も台本を握っている手がブルブル震えて…」と初めての挑戦にかなり緊張していたことを明かし、「濱田さんをはじめキャストの皆さんが温かく迎え入れてくださって、そのおかげで稽古場にもなじめて、こうして明日初日を迎えることができました。皆さんのおかげです」と感謝した。 濱田は「稽古期間中、鷹之資さんには仲良くしていただいた。ダブルキャストならではの、いろいろなセリフの言い方だったり、立ち振る舞いとか細かいところまで練りながら、お互いに役をつくってこれた」としみじみ振り返った。 東京公演の後は、京都公演(京都四條南座)を11月16~23日、愛知公演(御園座)を11月30日、12月1日に予定している。
中日スポーツ