歯周病治療における「骨再生」とは? メリットや適応条件、治療前の注意点を歯科医が解説!
編集部まとめ
歯周病で骨を失った場合、骨再生という新たな骨を再生する治療で歯周病の進行を食い止め、歯の寿命を延ばすことができます。一方で、骨再生は「歯周病がしっかりコントロールされていること」「噛み合わせの問題が解決していること」が、治療が受けられる前提条件となります。また、歯周病が重度まで進行して骨の多くを失った場合は、骨再生をしても歯が残せない場合もあるため注意が必要です。まずは歯医者さんで歯周病の検査、治療を受けて、生涯に1本でも多くの歯が残せる対策に取り組んでいきましょう。
監修歯科医師:
金子 潤平 先生(かねこ歯科診療所) 大阪歯科大学卒業。その後、歯科医院で勤務医として経験を積む。2015年、兵庫県伊丹市に「かねこ歯科診療所」を開院。しっかり噛める歯と、それを支える口腔の環境整備、継続的な健康維持のためのメンテナンスプログラムをトータルで提供している。日本臨床歯周病学会認定医。日本歯周病学会、日本口腔インプラント学会の各会員。