高1・高3の息子が2人とも「理系の私立大」を目指しています。2人分の教育費が怖いです…入学から卒業までどのくらいかかりますか?
卒業後の進路や収入は?
大学卒業後の進路や収入について気になる方もいるでしょう。大学の理系学部を卒業した場合に目指すことができる職種の例は、下記の通りです。 ・開発職 ・研究職 ・品質管理職 ・エンジニア職 新しい製品やサービスの開発の仕事を行う開発職は、人気の就職先のひとつとされています。また、研究職は専門的な知識や技術が求められる仕事が多く、大学時代に学んだことを生かして仕事を行う必要があるため、文系よりも理系の方が就職する割合が多いようです。 例えば、人事院が公表している「令和5年職種別民間給与実態調査の結果」によると、新卒研究員の方の平均初任給月額は、以下の通りです。 ・大学卒:21万9146円 ・大学院修士課程修了:24万3822円 ・大学院博士課程修了:27万2500円 学部により就職に有利な業界や職種が異なるため、給料面も含め学んだ内容を生かせる仕事を選ぶとよいでしょう。
子ども2人を私立大学の理系学部に通わせるには1400万円ほどかかる可能性がある
私立大学の理系学部に4年間通うための学費は、2人分で1084万円ほどになる可能性があります。さらに、ここに生活費がかかります。自宅から通う場合の生活費は一人あたり157万円、自宅外から通う場合は一人あたり437万円です。 仮に自宅から通うとしても、学費と生活費の合計で1400万円ほどの費用がかかるということになります。子どもを2人とも私立大学の理系学部に通わせたい場合には、1400万円以上の費用がかかることを想定しておいた方がよいかもしれません。 出典 文部科学省 令和5年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金等 平均額(定員1人当たり)の調査結果について II 調査結果(授業料、入学料及び施設設備費の状況) 1.私立大学学部 金融庁 高校生のための金融リテラシー講座 5.「借りる」 5-7.大学在学中にかかる教育費・生活費(97ページ) 人事院 民間給与の実態(令和5年職種別民間給与実態調査の結果) 1初任給関係 表2 初任給関係職種の職種別事業所数等及び平均初任給月額 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部