ガザへの支援物資搬入、大幅減 動物飼料でしのぐ住民も
【エルサレム共同】ロイター通信は21日、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザへの人道支援物資の搬入が大幅に減少したと、国連のデータなどを基に報じた。人道危機が深刻化するガザでは飢饉も懸念され、動物用飼料を食べて飢えをしのぐ住民もいると伝えられる。 ロイターによると、1月は連日、約200台のトラックがガザに物資を搬入。しかし今月9~20日は1日当たり平均57台だった。エジプト境界にあるラファ検問所からの搬入は、ほぼ停止。イスラエル境界のケレムシャローム検問所からの搬入は、抗議するイスラエル人に妨害されてきた。戦闘開始前は1日約500台がガザに入っていた。