【50歳からの断捨離®道 】50代、家の大量のモノに疲れていませんか?「モノがたくさん=豊か」は昔の話。今は断捨離で身軽に生きる時代です
断捨離®とは「断つ」「捨てる」「離れる」。ヨガの「断行」「捨行」「離行」の3つの頭文字を合わせたもの。自分にとって不要・不適・不快なものを除き、ご機嫌な人生を自分の手でクリエイトする方法だ。断捨離トレーナー大澤ゆう子さんに、50代の断捨離の極意を教えてもらった!
♦わずか1分間の水滴の拭き取りで、築30年のバスルームもこんなにキレイを保てる
「前回、前々回とキッチンを中心に我が家の様子をご紹介してきましたが、最終回である今回は玄関や寝室など他のエリアをお見せします。この写真はバスルームです。『築30年も経った家のお風呂場には見えません!』とこの連載の担当編集者さんがいらしたとき、とても驚かれたのですが……実はふだんのお手入れはごく簡単なことしかやっていません」 あまりのキレイさに「もはや神々しいレベル」と、編集者がうなったバスルーム。カビはもちろん水アカや汚れが一切ない、清潔でカラリとした空間。入浴せずとも一見しただけで、心身の汚れが洗い流せたような気持ちに。 「入浴後、壁や床にシャワーでお湯をかけながら手の平でさっとこすったら、体を拭き終えたタオルで水滴をとるだけです。私は座ったまま体や髪を洗うので、水は立ったときの腰の高さくらいまでしかはねていません。なので壁は全面を拭くのではなく、腰の高さくらいまでだけですから、所要時間は約1分間くらいでしょうか。これで十分、清潔さと美しさが保てます。 お風呂場専用の洗剤などは使っていません。数か月に一度、ドアのパッキンなどゴム部分にカビとり剤を念のために使うくらい。そもそもカビや水アカは水分があるから発生するのです。水気がなければ、カビも水アカも生じません」
♦玄関はお客様だけではなく、自分や家族を「おかえり」と迎えてくれる場
「次は家の顔である、玄関をご紹介します。玄関もお手入れはごく簡単なことしかしていません。三和土に掃除機をかけ、モップで仕上げるだけ。拭き掃除はしていません。 〝玄関は家の顔〟とはよくいいますが、玄関がお迎えするのはお客様だけではありません。自分や家族を迎える場、帰宅したときホッとする場でもあります。あなたのお宅の玄関は、ご自身や家族が外出先から戻ってドアを開けたとき、ホッとする場となっていますでしょうか」 手入れされた鏡、天井、三和土が外光を反射し、玄関を明るい場にしている。 「外出時は玄関の明かりはつけていきます。だって夜、真っ暗なところへ帰るのはわびしいでしょ? そのくらいの電気代は自分への投資(笑)。ちなみに電球はLEDです」