免許証番号の「最後の1ケタ」で紛失回数が分かる!? 回数が多いと「ローン審査」が通らないって本当ですか? 今まで3回なくしているので不安です…
車を運転するときだけでなく、身分証明書としてさまざまな場面で使われることが多い運転免許証。免許証には顔写真や氏名、住所といった個人情報と一緒に12桁の番号が記載されています。この12桁の免許証番号は一人ひとり異なっており、それぞれ意味があることをご存じですか? 免許証を見ると、その人が最初にどこで運転免許証交付を受けたのか、今までに何度免許証を紛失しているのかなどがわかります。本記事では免許証番号の意味や、免許証を何度も紛失しているとローンが通りにくくなるのかどうかについて解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
免許証番号の最後の1桁は紛失回数
運転免許証に記載されている12桁の免許証番号を見ると、ある程度の情報がわかります。 まず、1番左にある最初の2桁は、最初に運転免許証の交付を受けた都道府県の公安委員会の番号です。都道府県公安委員会にはそれぞれ番号が振り分けられており、東京なら「30」、大阪なら「62」といったようになっています。この番号は引っ越しをしたとしても変更されません。 3~4桁目の数字は、初めて免許証の交付を受けた西暦です。例えば、2010年に免許を取得した場合、記載される数字は「10」となります。 続いて5~10桁目までは各公安委員会における独自の管理番号です。SNSなどでは免許証番号でその人の免許試験の点数が分かるなどとウワサされていますが、基準や意味は公式には明かされていません。 そして、最後の1桁が免許証の再発行回数です。免許証を誤って紛失してしまったり、盗難に遭ったりして免許証を再発行した経験がある人は、最後の数字が「0」以外になっています。つまり、免許証を見ればその人が何回免許証を紛失しているのか分かるのです。 本ケースでは過去に3回紛失しているため、末尾の数字が「3」になっているはずです。なお免許更新や区分変更、汚損破損による再発行はこの再発行回数には含まれません。
免許証の紛失が多いとローンが通りにくい?
各ローン会社はローン審査の基準を明かしておらず、審査基準は会社により異なるため一概には言えませんが、免許証の紛失回数が多い人はローンに通りにくくなる可能性が高いでしょう。 ローン審査は、借り主が借りたお金をきちんと返せるかどうかを見極めるためにあり、借り主の管理能力をチェックします。1~2回の紛失であれば大目に見てもらえるかもしれませんが、3回以上だと管理能力のなさや偽造などを疑われる可能性があり、ローンが通りにくくなる可能性があります。