熊本市の繁華街で「客引きだめだからね」よく見る顔が「わかりました」…「道を聞いただけ」摘発逃れも
台湾積体電路製造(TSMC)進出で増加したインバウンド(訪日外国人客)向けに、市は中国語や韓国語などで注意喚起するチラシも作った。
市の10月の調査では、客引きが確認される時間帯は、2次会で人通りが増える午後9時半以降がほとんど。指導員がいない時間を狙ったような客引きも増えており、客引き間で情報交換し、巡回時間を共有している可能性があるという。
客引きとみて注意しても「友達を待っている」、声かけを確認しても「道を聞いただけ」などと返答する摘発逃れの行為も目立つという。市は巡回が途切れないように午後9時半以降の警戒を強化する。
商店主らでつくる下通繁栄会の猪毛尾彰宏会長は「客足が戻り、客引きも自然と増えた。2次会の会場を迷っていると客引きされやすい。気をつけながら繁華街での飲食を楽しんでほしい」と話した。