MLBは大谷翔平のホームラン動画がYouTubeに出ているが…日本のプロ野球の現地写真「ネット投稿禁止」で広がる動揺
パ・リーグ6球団が出資して設立したPLM(パシフィックリーグマーケティング)が運営するパ・リーグTVがパの試合動画を随時配信しているが、セ・リーグにはそういうものはない。コンテンツホルダーがファンの「選手の活躍を見たい」というニーズに応えているとは到底言えない状況だ。だから、もぐりの動画サイトがビジネスをしてしまうと言う側面があるのだ。 肖像権、著作権を守るうえで、動画、画像の規制は必要なことだが、今回の約款の改定、規約の追加に関しては、多くの観客に影響を与える可能性がある。そもそも今のあらゆるレジャーは「スマホで撮影する」ことを前提としている。そういうファンの試合観戦への意欲を減退させるような規制になってはならないだろう。
NPBは来年2月の実施までに「どこまでがセーフ」で「どこからがアウト」なのか具体的なガイドラインを示すべきではないか。現実的な対応になることを期待したい。
広尾 晃 :ライター