職場に毎日「140円」のコーヒーを持参しています。同僚は「水筒持参」なのですが、そんなに節約できるものなのでしょうか?
毎日働く人は、水筒を持参している同僚を見かけることも多いのではないでしょうか。実際、水筒持参の習慣にはどれほどの経済的効果があるのでしょうか? 多くの人が気になりながらも、具体的な数字を知る機会は少ないかもしれません。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証 本記事では、コーヒーを購入する場合と水筒を持参する場合のコストを比較します。さらに、長期的にはどれほどの金額の差が生まれるのか、データをもとに考えてみましょう。
コーヒーを購入する場合のコスト
まずは、コーヒーを購入する場合のコストを計算してみましょう。コーヒーの価格は場所や商品によって異なりますが、ここではコンビニエンスストアで販売されているコーヒーの価格を参考に計算します。 参考にしたのは、ファミリーマートで販売されている1本390ミリリットルのコーヒー140円(税込)です。この価格を基に、コストを計算すると次の通りです。 ●日単位のコスト:140円(1本) ●月単位のコスト(20営業日計算):140円×20日=2800円 ●年間のコスト(240営業日計算):140円×240日=3万3600円 毎日1本のコーヒーを購入するだけで、年間3万円以上の出費になることが分かります。毎月のお小遣いや、日帰り旅行の費用に匹敵する金額です。
水筒に入れたコーヒーを持参する場合のコスト
次に、水筒にコーヒーを入れて持参する場合のコストを計算してみましょう。ここでは、インスタントコーヒーを使用すると仮定します。また、水筒の購入費用も含めて計算します。 参考にしたインスタントコーヒーは、ファミリーマートで販売されている商品で、価格は468円(税込)です。次の価格をもとにコストを計算します。 ●インスタントコーヒー1瓶(約100グラム):468円(税込) ●1杯あたりの使用量:2グラム ●水筒の購入費用:3780円(税込)(5年使用すると仮定) 日単位と月単位のコストを計算すると次の通りです。 コーヒー代:468円÷(100グラム÷2グラム)=9.36円 水筒償却費:3780円÷(5年×240日)=3.15円 合計:12.51円 月単位のコスト(20営業日)は12.51円×20日=250.2円、年間のコスト(240営業日計算)は12.51円×240日=3002.4円となります。購入する場合と比べて大幅に節約できることが分かります。