【2025年度入試】大学入試の基礎知識 「大学入学共通テスト」とは?日程・時間割などを解説!
「うちの子は『大学入学共通テスト』を受験することになるようだけど、なんだか複雑そうで今から心配……」 2021年度入試から実施されている「大学入学共通テスト」(以下、共通テスト)。 2025年度入試より新課程*での入試が始まります。 新課程での入試では、新教科として「情報」が追加されるなど、いくつかの変更が予定されています。 そこで今回は、共通テストに関する基礎知識を、Q&A方式でわかりやすくお伝えします。 共通テストの特徴を早めに知って、お子さまが学習計画を立てる時のアドバイスなどに生かしてはいかがでしょうか? *「学習指導要領」(文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準)の改訂。
Q.「大学入学共通テスト」は誰が受ける?
【A.国公立大の一般選抜受験者は必須 学校推薦型選抜・総合型選抜や 私立大の一般選抜でも活用される】 国公立大の一般選抜受験者は、原則として全員が1次試験で受験する必要があります。 また、多くの私立大でも共通テストを利用した入試(共通テストの得点のみで合否が決まる入試や共通テストの得点を併用する入試)を導入しています。 ですから、「私立大しか受験しない」というお子さまも、各大学が独自に実施する試験だけでなく共通テストも受験したほうが合格のチャンスは広がります。 さらに国公立大でも私立大でも、一般選抜だけでなく、いわゆる「推薦入試」として知られる学校推薦型選抜・総合型選抜の合否判定に共通テストが活用される場合もあります。 つまり、ほとんどの受験生にとって、共通テストはとても重要な試験といえるのです。
Q.2025年度入試の日程・スケジュールは?
【A.本試験は2日間にかけて実施される】 共通テストでは、基本的に2日間にわたる本試験が行われます。 病気や事故などやむを得ない事情で本試験を受験できなかった人は、追・再試験を受験することができます。 試験後は、受験生がそれぞれ自己採点を行います。 国公立大を志望する人は、この自己採点の結果をもとに「2次試験はどの大学を受験するか」を最終決定し、出願します。 2025年度入試のスケジュールは以下のとおりです。 毎年ほぼ同じ時期に行われるため、「1月中旬の土・日に2日間かけて実施」と覚えておくとよいでしょう。 お子さまが高1・2のご家庭でも、だいたいの日程を押さえて「1月に共通テストを受けることになるんだね」と話題にするなどして、ご家庭で心の準備を始めてもよいでしょう。