令和6年10月から「最低賃金」が上がる!扶養を超えないようにするにはどうしたらいい?
月額だといくらくらい給料が増える?
最低賃金がアップすると、具体的にはどれくらい月額の給与がアップするのでしょうか。例として、アルバイトとして時給制で働いているAさんのケースで考えてみましょう。Aさんは1日7時間、月に20日間働いていて、時給が「51円」アップしたとすると、月給換算で増える金額は以下のとおりです。 ・51円×7時間×20日=7140円 実際に計算してみると、Aさんの場合は、月収としては7140円アップすることが分かります。最低賃金の改正によって、収入アップにつながることは喜ばしいことではありますが、扶養に入って働いている方などは、働き方に注意が必要です。
扶養に入っている場合の注意点
ご自身の収入額によっては、扶養から外れてしまう恐れがあります。一般的に「年収の壁」と呼ばれており、いくつかの種類があるようです。最低賃金がアップしても扶養に入り続けて働く予定の方は、事前に想定される収入を計算して、働き方を職場と相談しておきましょう。
まとめ
最低賃金は毎年見直しが実施されています。10年前や20年前の金額と比較して考えると、最低賃金も時代の変化に応じて大きく改定されていることが想定されます。最低賃金は法律で定められた決まりでもあるため、ご自身の給与が基準を満たしているか確認することも大切です。 また、扶養に入っている場合には想定される収入額を計算して、自分にとって最適な働き方を考えるようにしましょう。 出典 厚生労働省 最低賃金制度の概要 最低賃金額以上かどうかを確認する方法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部