ウォルズ氏、故郷で初集会 保守層切り崩し狙う
【オマハ共同】米民主党の副大統領候補、中西部ミネソタ州のウォルズ知事は17日、11月の大統領選に向けて故郷の中西部ネブラスカ州で初の集会を開いた。共和党候補のトランプ前大統領が復権すれば国民の自由が奪われると警告。民主党候補のハリス副大統領と自身への投票を呼びかけ、共和党が支配的なネブラスカで保守地盤の切り崩しを狙った。 米大統領選は、人口に基づき各州に割り当てられた選挙人の過半数270人の獲得を争う。集会はネブラスカ州の最大都市オマハの郊外で開催。オマハと周辺の選挙区に割り当てられた選挙人は1人だけだが、民主、共和両陣営の支持率が拮抗する中、勝敗の行方を左右する可能性もあり、注目されている。 ウォルズ氏は、トランプ氏が「自由を狭め、中間層を罰することで大富豪たちのために経済を操作する」と非難し、庶民の暮らしを守るのは民主党だと演説。「私の母のような高齢者のための社会保障を削ろうとするのは、変だというだけでなく残酷だ」とも訴えた。