「朝ドラの橋本環奈は全然ギャルじゃない(笑)」平成の“伝説のギャルサー”に「なんであのとき肌を黒く焼いていたんですか?」「シミはできた?」「男と遊んでましたか?」と聞いてみた
昨今、「平成レトロ」「Y2Kファッション」など、若者を中心に「平成カルチャー」がリバイバルブームを起こしている。特に、当時隆盛を極めたギャル文化の再興は目ざましく、9月30日からは平成ギャルをテーマにした朝の連続テレビ小説『おむすび』(NHK)もスタートした。こうした現象を、当時のギャル文化を牽引した当事者はどんな思いで見ているのだろうか。 【現在の画像】“伝説のギャルサー”で副代表を務めたきょんさんの今
『おむすび』の橋本環奈は「全然ギャルじゃない(笑)」
ここ数年、一時は絶滅もささやかれたギャルが、再び注目を浴びている。 テレビやSNSでは多くのギャルモデル・ギャル芸人・ギャル系インフルエンサーが人気を博し、かつて流行した「アムラー」のような露出度の高いファッションも街で当たり前に見かけるようになった。 9月30日からは、橋本環奈主演の連続テレビ小説『おむすび』も放送がスタート。ストーリーは、橋本演じる福岡の女子高生がギャルとなって栄養士をめざすという、昨今のギャルブーム再来を反映したかのような内容だ。 放送前、同ドラマを「楽しみです」と語ったのは、かつて渋谷を中心に活動していたギャルサークル『アンジェリーク』の元副代表・きょんさん(30代)だ。 2001年に設立された同サークルはギャル文化に多大なる影響を与え、数々のメディアにも出演。 2006年放送のドラマ『ギャルサー』(日本テレビ系)のモデルになるなど、当時のギャル・ギャル男の間で知らない者はいない“伝説のギャルサー”と呼ばれていた。 ──もともとギャルサーにいた“本物”のギャルとして、「おむすび」の放送にはどんな思いでしょう? きょんさん(以下同) 楽しみですよ。でも、公開されたビジュアルとか見ると、全然ギャルじゃないです(笑)。 昔『ギャルサー』っていうドラマあって、あれアンジェリークが題材になったんですけど、あのときよりギャル感ないような気が(笑)。 なんか子どもっぽいっていうか…… ギャルサーの“強め”っていうマンバ(当時のギャルの中でも、肌色を黒くするなど特に派手だった『ヤマンバギャル』の略)感みたいのはないですよね。 あれは超パギャル(半端なギャルの略)です! 全然ギャルじゃない(笑) ──やっぱり本物からすると思うことがあるわけですね(笑)。ドラマでどれくらい正確に描写されるかわかりませんが、当時のギャルはどんな特徴だったのでしょう? ギャルはとにかくポジティブです! ポジティブな言葉を掛け合って、みんなポジティブで元気になっていきます。 あと、基本的にはギャルってみんな優しいんですよ。なんでかわからないのですが、根は真面目で優しい子がめっちゃ多いです! アンジェもメンバーが悪い道に行ったらみんなで止めてましたよ。 クラブは当時もクスリとか危ない人が多かったんですけど、そういう子はやめていきましたし、ルールを守れない子が「もう来なくていいよ」ってクビになることもありましたね。逆に、真面目じゃないと週5で日サロとか行けないですよ(笑)