キュッと引き締まったウエストで魅了 ドレス女王・本田有希子が振り返る世界戦と2024年
世界各国のコンテスト選手がしのぎを削った「IFBB世界フィットネス選手権」及び「IFBB男子ワールドカップ」(2024年12月17日~19日)。イブニングドレスとスイムスーツ着用で競う「フィットモデル」に出場し、160cm以下級で優勝、身長の垣根を越えたオーバーオール優勝も射止めたのが本田有希子だ。 【フォト】美ドレス姿で魅せた本田のステージショット
昨シーズンは10月のIFBB世界フィットモデル選手権(リトアニア)において、日本人初の優勝を達成。そして今大会でも栄冠を手にし、世界のドレス女王へと飛躍を遂げた。 「世界フィットモデル選手権が終わった後、ちょっと燃え尽きちゃったところがありました。今大会までモチベーションをキープするのが難しい部分があったんですけど、休みを挟んで最後まで駆け抜けられたのでうれしいです。フィットモデルは身長が高いほうが華やかで評価も高くなることが多かったので、背が低い私がオーバーオール優勝をいただけたのはすごく光栄です」 本田は世界の舞台で躍進できた理由について、日本人の体格の強みを活かせたからだと話す。 「日本人が世界の選手と戦えるところって、やっぱりウエストが細いところとかだと思うんです。なので、ウエストの細さを追求しつつ、そこを強調できるように肩や背中などの上半身、あとはお尻とかを中心に鍛えていって、それをコツコツ長年続けた結果かなと思っています」 フィットモデルの魅力は美のトータルパッケージを競えること。女性ならではの喜びを表現できて、輝ける場所があるというのが彼女が伝えたい魅力だ。「初心者が出やすいカテゴリーでもあるので、多くの女性に出場してほしいです」と笑顔でコメント。最後に2024年シーズンの振り返りと今年の抱負について、女王が思いを語ってくれた。 「2024年は7月のIFBBアジア選手権から国際大会が始まったんですけど、思うような結果が出ずに心が折れてしまって、今年もだめなんじゃないかっていう思いからスタートしたシーズンでした。もう続けられないかもしれないと思いながらやってきて、オールジャパン選手権、世界フィットモデル選手権、そして今大会でようやく結果を出すことができました。諦めず、あのとき辞めずに続けてよかったなと思いましたね。どんなに苦しくても続けていれば、道って開けていくんだなって実感しました。2025年シーズンの目標は未定なんですけど、がんばってみなさんの目標になれるような選手で居続けたいと思っています」
取材・文/森本雄大 写真/木村雄大