見つけた! カリフォルニアの新しい遊び場「テメキュラ」ってどんな町?ウワサのスモールタウンに行ってみた
カリフォルニアはビーチリゾートからスノーリゾートまで揃い、海遊びに山遊び、あらゆるアクティビティが楽しめるオールラウンダー。まさに最高のプレイグラウンド! 【画像】おしゃれをしてワイナリーで女子会。楽しそう! 前回は大谷翔平選手ゆかりのLAを中心にご紹介しましたが、今回はLAから車で2時間、これから人気が出そうなワインカントリー「テメキュラ」にフォーカス。ウワサのスモールタウンには、熱気球に乗馬にワイナリーめぐり……大きな冒険が待っていました!
アクティビティも多彩な、注目のワインカントリー
車でLAから約2時間、サンディエゴからは約1時間。人気のシティからアプローチしやすい立地にありながら、正直、あまり聞き馴染みの薄い旅先「テメキュラ」。緩やかに起伏する丘陵地帯が続き、中でもテメキュラ・バレーは美しいぶどう畑が広がる南カリフォルニアきってのワインカントリー。ここを訪れた旅行者は口を揃えて「予想外のお宝を見つけた!」と評するとか。 今はワイナリーも50軒を数え、賞を獲得するほどに成長しましたが、そもそもテメキュラのワイン文化がスタートしたのは1968年のこと。他のカリフォルニアのワインカントリーに比べると、新しい存在です。また、市としても新しく、新天地を求めてやってきた人が乗馬クラブや熱気球など新しいアクティビティを始めたのだとか。 それでいて、オールドタウンはまるで西部劇や禁酒法時代の世界観。軒を連ねる木造のショップには、おしゃれなレストランやオーガニックなオリーブオイルの専門店もあります。 スモールタウンの心地良さと、これから“はじまる予感”が漂う、新しい旅先テメキュラ。LAから行きやすいことから、セレブもこっそりやってきているとか!? まさに旅先の掘り出し物を見つけた気分です。
5000のアワードに輝く、希少なテメキュラのワインとの出会い
テメキュラ・バレーはいくつかの幸運な条件が重なり、ワインづくりに適した環境にあります。まず、夏は暖かく乾燥し、冬は涼しく、降雨量が少ない地中海性気候であること。 太平洋まで22マイル(約35キロメートル)と近く、「レインボーギャップ」と「サンタマルゲリータギャップ」の2つの谷間から海の冷たい風が内陸に流れ込みます。 また、“テメキュラ”という地名の由来である“霧を通して輝く太陽”のとおり、朝霧がよく立ち込めます。朝霧→日中の暖かな太陽→午後の太平洋からの風→涼しい夜、のサイクルがぶどうの生育に好影響を与えます。 気候は北イタリアに似ているそうで、サンジョヴェーゼやモンテプルチャーノなどのイタリア系や、ヴィオニエなどのフランス系、テンプラニーニョなどのスペイン系のぶどうに適しているそう。ん? 聞いたことのない品種ばかり!? もちろん、おなじみのカベルネソーヴィニヨンやカベルネフラン、シャルドネなども育てていて、品種は20種ほどを数えるそうです。 また、テメキュラ・バレーのワイナリーの多くはヴィンテージワインを少量しか生産をしておらず、米国でもリカーショップや食料品店で見かけることは珍しいのだとか。しかも国内外で5000を超える賞に輝き、専門誌『ワイン・エンスージアスト』では高評価の91点を獲得! そんな希少かつ高品質なテメキュラのワインとの出会いを求めて、ワイナリーめぐりに出かけましょう。ちなみに、アメリカの法律では、飲酒は21歳からです。