傘のイメージを下げる、ありがちなミス。「おいおい、傘が武器になっちゃってるよ…」
大切なのは、他人を思いやるココロでは?
台風の停滞や線状降水帯の影響もあって各所で雨が続き、さらに本年度ブレイクスルーを果たした“日傘男子”の影響で、傘を持つ人を多く見かけた2024年の夏。 思わず逮捕したくなる傘の危険な持ち方3選とは? 最も気になったのは、傘の差し方・持ち方(マナー)でした。
人が混雑している歓楽街や観光客が集まるイベント、そして狭い道でも横並びし、我が物顔で優雅に闊歩しながら、すれ違う人に傘で攻撃しているような場面に出くわすことがしばしばありました。 雨傘の場合は両者が差している・持っていることが多いため、ぶつかる可能性を想定して怪我をすることは少ないのですが、それでも空間認識ができていない人を散見。 まるで傘が――緋雨閑丸のように――武器となって けん制しているような状態で、いつトラブルが起きてもおかしくありません。親子や恋人かのように親しい間柄のみ許される距離までグッと詰めてこられたら、傘の露先が、目に刺さるってばよ!
まだまだ秋の長雨が予想されるので、できれば、傘のマナーとして次の項目を守ってください。
【1】傘かしげを意識する
"自分だけ良ければ"の意識が強くなり、他人への"心配り"が欠けがちになった現代人に最も足りていないのが、「傘かしげ」。
他人と すれ違うとき、互いに傘を傾けて(かしげて)相手と接触しないようにし、雨粒が相手にかからないようにする仕草のアレです。 でも、これって自身が冷静に周りを見て状況判断する能力(=空気を読む力)さえあれば、成人までに誰もが自然と身についているマナーのはず。これが暑さと湿度で余裕もなくなり、おざなり、投げやりになっている印象です。お気をつけを。
【2】ながら差し・ながら持ちを やめる
歩きながらのスマホですら大問題ですから、傘を持ってるときなら なおさら。
視界が狭まる傘とスマホを併用するなんて、言語道断です。
持ち歩いてるときだって意識が散漫になるから、気がついたらダメな持ち方をしてしまう可能性大です。
【3】傘を地面と平行に持って歩かない
傘を横に持つと、後ろの人に当たる危険性をはらみます。
“歩きタバコの火がちょうど子どもの目の高さ”と同系統の由々しき問題で、子どもの顔や腹部を突いてしまいかねません。 前方不注意もありますが、持ってる側が気遣えば トラブルは回避できます。