ベントレー新型「フライングスパー スピード」デビュー!「4ドアスーパーカー」にふさわしいパフォーマンスとラグジュアリーなインテリアを解説します
高性能、低排出ガス
フライングスパー スピードのウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド・パワートレインは、最高出力600psの4.0LツインターボV8と最高出力190psの電気モーターを組み合わせ、8速デュアルクラッチトランスミッションが巧みに組み込まれている。スポーツモードでは、このパワートレインは最高出力782ps、最大トルク1000Nmを発揮し、Eモーターの瞬時トルクがV8のカリスマ的なクロスプレーンビートを補完する。従来のスピードモデルと比較して、新型フライングスパー スピードは低回転域から高トルクを発揮し、ピークトルクと回転域全域での出力が向上している。 システムトルクは、従来のW12エンジンを搭載したフライングスパー スピードと比べて11%以上向上し、900Nmから1000Nmになった。システム出力も659psから782psへと19%向上し、新型フライングスパーはベントレー史上最もパワフルなセダンとなった。 新しい600ps、800NmのV8エンジンは、従来のバキュームシステムを廃し、燃料噴射圧を従来の200barから350barに引き上げることで、よりクリーンな燃焼と排出ガスの改善を実現した。Eモーターによってターボラグが解消されたため、ツインシングルスクロールターボチャージャーが採用され、シンプルな構造で、より高温で作動することで排出ガスを最小限に抑えている。そのため、電気モーター使用時にはエンジンを完全にオフにできるため、気筒休止ハードウェアは必要ない。 純粋なEVモードでは、Eモーターは190psの最高出力と450Nmの最大トルクを発揮し、あらゆる交通状況に十分対応できる。一方、25.9kWhのバッテリーは、電気のみで使用可能な航続距離を最大76km提供する(EUドライブサイクルの場合)。V8とEモーターを組み合わせた新型フライングスパー スピードは、合計航続距離829kmを誇る。フル電動モードは最高時速約140km/h、スロットル開度75%まで可能である。充電器とバッテリー容量の大幅な改善により、バッテリーはわずか2.3時間でフル充電が可能で、ピーク充電出力は11kWである。 パワートレインシステムは、ピュアEV、電気ブースト、回生ブレーキを選択できるほか新型フライングスパー スピードの重要な機能である「チャージモード」では、エンジンが駆動輪に動力を伝えると同時にバッテリーを充電する。
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