ANA、カスハラ対策の研修プログラム 企業へレクチャー
ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のANAビジネスソリューションは10月2日、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策に取り組む企業向けに研修プログラムを提供すると発表した。全日本空輸(ANA/NH)グループで顧客対応にあたってきた同社常務が講師を務め、実践でのポイントを経験に基づき紹介する。 研修プログラムは経営層や顧客対応部署、現場責任者など、カスハラ対策を検討中の企業に提供する。公開講座と講師派遣の2種類で、カスハラの正しい理解や対応への準備、実践上の注意などを対面でレクチャーする。講話時間はいずれも約120分。講義は録音・撮影不可。 講師はANAビジネスソリューションの小林広典常務が務める。小林常務はANA入社後、空港での顧客対応を経験し、本部や本社でクレームやカスハラへの最終対応を担当。その後、ANAグループの危機管理部署でリスクマネジメントに従事した。
Yusuke KOHASE