米北東部恒例「マッドボウル」 50年の歴史ある泥んこゲーム
ノース・コンウェー、ニューハンプシャー州、9月9日 (AP) ― 大学のフットボール選手なら誰もがボウル・ゲームに出場することを目指し、プロならスーパーボウルでプレイすることを夢見るが、米東北部のニューハンプシャー州のフットボールファンが心待ちにするのは、地元恒例の泥んこゲームだ。 9月8日、3日間にわたるドロドロの泥まみれの「マッドボウル」が終わった。 マッドボウルは、水田のようなフィールドで全身泥だらけになりながら、エンドゾーンにボールを運ぶフットボールの試合で、今年で50回目を迎える。 出場する選手たちにとって、泥んこゲームは内なる"子ども心"を呼び起こす遊びだという。 毎年恒例のこのイベントは、ノースコンウェーの中心部にあるホグ・コロシアムで開催される。金曜の夜はお祭り騒ぎと音楽で幕を開け、土曜日には泥んこパレードが行われ、日曜日には男女合わせて12チームがトーナメントに出場し、優勝を目指した。 一旦足首までの泥水のフィールドに立てば、チームは勝つことに真剣だ。両手を使ったタッチフットボールは、試合場ではファイトむき出しになることもあるが、試合が終われば全員和気あいあい。 関係者によると、50年にわたり、このイベントは慈善のために100万ドル以上を集めてきたという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)