3つの指標を提案 専門家会議が会見(全文1)感染状況と医療・検査体制を総合判断
これからの感染対策の肝は大幅な自粛要請ではない
何を学んだかというと、2つ大きく学んだことが、もちろんいろいろありますけど、大きく1つ目はそこに書いてありますけども、感染のリスクが高い場所がどこなのかということがはっきりと確認されてきた。それから2番目。基本的な感染対策。これは人と人との接触、いわゆる身体的距離、フィジカルディスタンスを取る、それからマスク、手洗い、こうしたことが、非常に当たり前のようなことが、実はかなり感染防御に役立つという。そういう意味で、これからの感染対策の肝は、大幅な自粛要請をするとかそういうことではなくて、この肝、1つは感染が拡大する場、これはクラスター連鎖の場ですよね。もうこれ皆さん、われわれも何度も言ってるから、具体的には皆さんご存じのこの場を徹底的に回避する。 それともう1つは、基本的なこういった感染対策を徹底するということで、これが最後のあれですけれども、社会活動と感染拡大の両立した、両立はこうしたこの2つの肝を抑えつつ、社会経済活動を再開するという、めりはりのついた対策というのがこれから求められるというのがわれわれの考え方です。次のスライドをお願いします。
不要不急の帰省や旅行などの回避が重要
それから新しい、この続きですけれども、実は先ほど、緊急事態宣言を4月の7日に出すときは、1つは人と人の動きということがあって、それについてもなんとかしなくちゃいけないというのが1つ、目的でしたよね。これはそれに関係するんですけども、今後の市民生活の中で人との接触を避けるほか、不要不急の帰省や旅行などの回避が重要ということで、感染がまだ起きている地域から、感染が拡大している地域から出ないこと。それから感染が拡大している地域に行かないこと。この1と2が大事で。これは両方とも大事ですけども、一番大事なことは実は1番目です。 感染対策の要諦は、感染が、一番レベルが高いところを限定したとしますよね。そこから出ることをなるべく避けてくれることが感染対策上の要諦なんです。もうこっちのほうは、そっちから入ってくることを防ぐということですよね。この両方が必要なんです。これは二者択一じゃなくて、だからこの1番目が基本です。感染が今一番大変なところから外に出ないということ、これが実は感染対策上の肝です。もちろんそれと同時にそちらに行かないという。 これはだからいろんな意味で、エントリースクリーニングとイグジットスクリーニングとなって。イグジットっていうのはものすごく大事なんです。出ることを防ぐ。で、エントリーも防ぐということで。だから1番目をなぜ1にしたのか、そういう理由です。そのほか、もうここは何度も言ってるように、3密だとかフィジカルディスタンスうんぬんって、これはもう言う必要がないと思うんですけど、これを避ける必要があるということですよね、こういう場で。次のスライドいってください。 イベントについては、全国的かつ大規模なイベントについてですけど、ここは何度も申し上げているように、イベントの前後を含めて人々が接触する機会を制限できない場合があるんですね。このことで急速な感染拡大が広まってしまうという懸念がある。それでまたクラスター連鎖が発生し、爆発的な感染拡大のリスクを高める。これらのリスクへの対応が整わない場合は引き続き、中止または延期するように主催者に特に慎重な対応を求めることが必要だと思います。 規模の大きなイベントについては、ここですね。規模のここですね。身体接触が避けられないことが多く、今言ったように感染拡大。諸外国では参加人数や施設の収容人数に対する参加者の割合により開催を制限している例がいろいろあります。何人以下は駄目とか、そういうことを言ってる。いろんな、各国これはまちまちです、はっきり言って。これはまちまち。 【書き起こし】3つの指標を提案 専門家会議が会見 全文2に続く