3つの指標を提案 専門家会議が会見(全文1)感染状況と医療・検査体制を総合判断
まだもちろんゼロではない
ここが、ここの今、赤で描いてあるところが、いわゆる緊急事態宣言が、特別の、今で言えば8ですね。最初だったら7、6、13となって、今回は8に減りましたね。7ですかね、ごめん。8ですよね。8です。今回8になった、いわゆる一番の警戒しなくちゃいけないという、これが赤です。それで、実はなかなか、今回は5月の16日に、全国のことを枠組みに入れたということがあったので、あ、これですか。すいません。 男性:4月ですね。 尾身:4月ですね。ごめんなさい。4月の16。これ見えるんですか。 男性:それ駄目ですね。 尾身:駄目ですか。じゃあこれでいきましょう。 男性:モニターには当たらない。 尾身:それで、実は今回、このいわゆる警戒地域から下がるときは、これはここじゃなくて、ここの一番の、3というところに下がります。今、今日われわれが議論して、幾つかのものが解除されましたよね。これは、この絵で言うと、赤の地域、ここの3番、白の地域に下がるということです。下がっても、まだもちろんゼロではないですよね。ゼロではない。まだ下がってきてるけれどもゼロではなくて下になってる。
言ってみれば信号と一緒
で、もう先に進みますと、これがだんだんと、早くそうなってほしいと思いますけど、ワクチンが出たり、いろんなことでもう今のようなことから完全に脱却して文字どおり元の生活に戻れるようなこともいずれありますよね。早く来てほしいとみんな願ってるわけですけど。それがここの、これ、緑といいますか、青、ここになる。だから申し上げますと、今こういうふうに警戒地域が、で、今回はこの解除を取れたというのは、ここじゃなくてここに来る。白い3番目ですね。これが、一生懸命、いろんなことがあって、ワクチンが出たり、いろんなことがあって、あとはこういう治療法とか、集団免疫なんていう考えも一部あるようですけども、こういうことでほとんどゼロ、もう元の生活に戻っていいとなると、この青になる。 さて、それが下がってくるほうですね。ところが今回、もう皆さんご承知のように、ほかの国では解除をしたら、すぐにまたクラスターが発生したなんてことがあるわけですよね。そうすると、上がるときはどうなるかと、戻るときはどうなるかというと、言ってみれば信号と一緒ですね。赤から青に来るときはぱっと来るんだけど、今度こっちから行くときの、黄色を経ていきますね。そういうことで、これは比喩ですよ。ということで、ここにある、もちろんここのまったくなくなったところは今のところ少し残念ながら想定できないんで、ここの地域に今来たわけですね、解除。そうすると、この地域がだんだんと感染が拡大してくるということになってきますよね。で、実はここが、実は4月の7日に緊急事態宣言を初めて出しましたよね。こういう、おっとっと。触っちゃうと駄目なんですか。 男性:定期的に。 尾身:これは、今までこういうことで4月の7日に、だんだんとわれわれ、皆さん覚えておられると思いますけど、オーバーシュートの軌道に入ってしまったら困りますねということで、早くそうなると医療も崩壊するし、クラスターサーベイのほうができなくなったということで、ともかくオーバーシュートの軌道からなるべく早く脱却して、医療の崩壊にならないようにして、しかもクラスターの対策がもう一度打てるようにということでやったということですよね。これがだんだんと来て、今はおかげさまで、実はここの領域に来た県があるわけですよね。それはこのレベルです。