3つの指標を提案 専門家会議が会見(全文1)感染状況と医療・検査体制を総合判断
クラスターサーベイランスが打てるようなレベル
このレベルは、基本的にはクラスターサーベイランスが打てるようなレベルで、これを数で表すと先ほどの人口10万単位の中で0.5というのがこのレベルです。それを、ちなみに東京都の文脈で言えば、東京都の文脈では3月の上旬から中旬のレベルに、これはちなみにですよ。ここがそのレベルです。実はそうしてわれわれが一番願うのは、今回も国民の、日本の方の多くの人でここまで下げていって本当に感謝、われわれもしております。 それで今ここまで来たんですけど、こういう中でずっといっていただいて、いわゆるダンスですね。低い波のところでダンスをしていただくのがあれですけど、場合によってはだんだんとこの危険地域、ここの赤の地域に行く可能性も、これはなきにしもあらずですよね。実はほかの国でも、先ほど申し上げましたように、解除をあれしたらあまり時間がたたないうちにまたクラスターが出てきたということが、1つの国以外、複数の国で起きているということで、こういうことも当然ありうる。 そこで実は、ここは先ほどから言っているように1つのイメージで目安ですから、正確な数量を言われると、もうそれは勘弁してください。そういう目的で作ってませんので。ここの時点で4月の7日、緊急事態宣言をしたとしますよね。そうするとだんだんと下がってきて、こうなんだけど、ここの3番のこの白いところで移動してほしいわけです。
対策を緩和すると感染が再燃する可能性
だけども、われわれの場合はいろんなことを想定、最悪のことも想定することがリスク管理の要諦ですので、行くことがあるわけです。そのときには、実はここの緊急事態宣言を最初に出したところよりもやや低い、早めのところで、緊急事態宣言をもし再指定するのであれば、ここと一緒じゃなくて、ここよりも低いレベルで再指定ということをやりたいというのは、することが必要なんじゃないのかというのがわれわれ専門家会議のコンセンサスであります。 そういうことで、もちろん最終的にはいろんなことが、こういうことで最終的には文字どおり普通の生活、ただしここはもう前から申し上げてた、それはすぐには来ませんので、当分の間、感染拡大防止策と社会経済を再開するというバランスを取った両立をするという、ここでやっていきたい。よろしいでしょうかね。ここで、これが一番の今日のある意味じゃ肝だと思うので、少し説明をさせていただきました。 さて、次のスライドにいきましょう。さて、今、再指定という話をしましたよね。この再指定というのは、そういうことが必要になっているときも、実は先ほど言ったように感染のいろんな状況ですよね。さっき言ったように疫学的な判断、それから医療の状況、検査体制等々などを考えて、当然やるということであります。ここに書いてあるんですね。こういうことで直近1週間のこういうことをやる。今回の場合は、今度、再指定ですから。今回解除するときは、これは主要なものとして入ってませんでしたけども、今度は再指定ですけど、4月7日にやったときにも、4月7日ね。初めてやったときも。この倍加時間というのは、これは上がるときに非常に重要な指標です。下がるときじゃなくて。これはだから入れる。それからこれも入れる。 しかし、そういうことを主に考慮するんだけど、それ以外のこうした実効再生産やPCR等の検査状況も考慮する。それから医療の状況、入院というようなことをまた総合的に判断してやろうということであります。少し急ぎましょうかね。次のスライド。 緊急事態宣言の解除は、われわれ市民1人1人の協力の下で実現した成果であります。しかし諸外国の例からも分かるように、対策を緩和すると感染が再燃する可能性があります。実際に起こりましたね。そのため、1つ重要なことは、社会経済活動のレベルを、再開しているわけですけれども、これを急にやるんじゃなくて、徐々に、段階的に引き上げることが極めて必要であると思います。ここで次の、今まで3カ月、まだいいですよ。3カ月、本当に日本が、国が心を1つにしてやってきて、いろんなことを学びました。