「65歳で夫婦ともリタイア」令和では難しい?2025年度からすべての企業で「従業員の65歳までの雇用確保」が義務化
60歳代後半の過半数が就業を継続する時代へ
65歳以上の就業率や貯蓄額、年金額について、最新資料をもとに見ていきました。 ・60歳代後半の就業率は50.8% ・65歳以上世帯の貯蓄残高の平均値は2462万円、中央値は1604万円 ・2024年度の年金は2.7%の増額 ・2022年時点の年金平均は厚生年金でおよそ14万5000円(一人当たり・月額) どのような老後を思い描くかは人それぞれで、夫婦ともにリタイアを目指す世帯もあるでしょう。 この場合、収支のバランスと貯蓄が重要になります。それぞれの世帯に合わせた老後対策について、しっかり考えておきましょう。
参考資料
・厚生労働省「令和4年度「厚生年金保険・国民年金事業の概況 」」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします ~年金額は前年度から 2.7%の引上げです~」 ・統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)2023年(令和5年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」 ・内閣府「令和5年版高齢社会白書(全体版)第2節 高齢期の暮らしの動向(1) 1 就業・所得」 ・厚生労働省「高年齢雇用継続給付の見直し(雇用保険法関係)」
大庭 新太朗