これならきっと続く。楽しくランニングする36のアイデア【後編】(専門家が監修)
リカバリーグッズを駆使する
ランにケガはつきもの。 「せっかく走れるようになってきたのに、ケガで走りたくても走れない、というランナーを数多く見てきました。僕自身も経験したことがありますが、ランナーにとって非常に苦しい時間です。そこで提案したいのは、日頃のリカバリーの質を上げるためのグッズを揃えること。リカバリーの充実こそが走るモチベーションを上げてくれると言っても過言ではありません。 定番化しているマッサージガンの《Hypervolt Go2》。他にも、脚全体を加圧できる《Hyperflux》、温熱と振動で背中の筋肉をほぐすことができる《Venom2 Back》などもおすすめです」(上田唯人さん)。 「冬場は風邪予防のためにも、快適で汗冷えしない温熱ランニングウェアが重宝します」(〈ランニングと朝食〉メンバー)。
ランニング以外の趣味も合う人と走る
「同好の友人と一緒なら、趣味のトークをしながら走れるのでただ走るよりずっと楽しいです」(〈ランニングと朝食〉メンバー)。 また、「ランニングの仲間は気質がシンプルな人の率がとても高く、安心感のあるコミュニティ。これを知っていること自体が、ランを楽しむ秘訣のひとつかも」(〈ランニングと朝食〉メンバー)。
走りながらカラダをほぐす
「ほぐすor刺激を入れる」ことも重要。 「おすすめは次の3つです。 ①胸骨の中心を両手の指で押さえて皮膚だけでも少し上に上げ、その状態で深呼吸を3~5回行う(=胸郭が広がり、綺麗なフォームへの変化も期待できる)。 ②脇の後ろのくぼみを反対側の手の人差し指・中指で強めに押しながら腕を前後に回す(=腕と体幹の連動性が向上し、腕だけでなく体幹を使う動きが引き出される)。 ③片足を1歩前に出しハムストリングスの内側上半分を反対側の手の拳で叩く(=地面を蹴る力を高めることができる)」(中野さん)。
フォーム解析できるアプリを活用する
走りを楽しくするためにはスマホも有効活用したい。 「フォーム改善できるアプリを使って、修正しながら走るのが意外と楽しい。おすすめはカシオとアシックスが共同開発した『Runmetrix』。腰に装着する専用のモーションセンサーを購入して使えば、一人ひとりに合ったフォーム改善情報を知ることができます」(ゆう先生)。 「《Apple Watch》などのスマートウォッチは走ったコースの地図やその日の天候なども記録されるので旅ランの思い出を保存することができますし、走行距離、ペース、心拍数など基本的な情報も把握できます。より真剣に走りたいなら、VO₂Max(最大酸素摂取量)、ピッチ数、接地時間など、専門的な指標を把握できる製品を活用し、フォーム改善に役立ててみては」(角谷さん)。