おもちゃではありません 世界の奇妙なマイクロカー 37選 後編
スマート・フォーツー(1998年)
スマート・フォーツーをマイクロカーと呼ぶかどうかは、意見が分かれるところだろう。1950年代の初代モデルと比較すると、おそらく安全性も、性能も、上質さも桁違いだろう。欧州においては最も安価な部類の小型車として親しまれてきたことから、この特集でも取り上げることにした。残念ながら、2024年春に生産終了している。
レヴァGウィズ(2001年)
レヴァGウィズは、ひどい動力性能、疑問の残る安全性、粗雑なスタイリングなど、昔のマイクロカーに近い精神性を持っている。インド製のバッテリーEVで、2001年から2012年まで生産され、一時期は英国でもよく見かけたものだ。しかし、その後継車であるマヒンドラe2oは、同じような成功を収めることはできなかった。
ルノー・トゥイージー
ルノー・トゥイージーは現代のマイクロカーの代表例である。都市部での移動に最適な2人乗りのEVで、見た目が良く、運転も楽しいが、価格は手頃ではない。このような高額な価格設定は、マイクロカー市場を衰退に追い込んだ原因の1つである。50年後、何台のトゥイージーが生き残っているのだろうか?
執筆 AUTOCAR JAPAN編集部