お母さん、どうして?家族のために寝ずの介護を続けた52歳主婦、79歳母が発した「ありえない一言」に怒りの涙
親の介護が必要になったとき、子どもの中で誰が面倒を見るのかでもめてしまうケースは少なくありません。今回は、家族のためならと名乗り出たにも関わらず最終的に悲しい思いをすることになった女性の事例と共に、家族と介護の実態を見ていきましょう。 【早見表】年収別「会社員の手取り額」
親の介護を担うのは誰?
生命保険文化センターの資料によれば、年代別人口に占める要支援・要介護認定者の割合は70代では17.6%。しかし、80代になると85.5%が何らかの支援・介護を受けているという結果で、誰にとっても介護は他人事ではないことがわかります。 【年代別人口に占める要支援・要介護認定者の割合】 ・40~64歳:0.4% ・65~69歳:2.9% ・70~79歳:5.8% ・75~79歳:11.8% ・80~84歳:26.0% ・85歳以上:59.5% ※出典:生命保険文化センター資料<厚生労働省「介護給付費等実態統計月報」/2023年9月審査分、総務省「人口推計月報」/2023年9月確定値をもとに作成> では、誰が介護を担っているのでしょうか。LIFULL seniorが2022年に行った「介護の実態および意識に関する調査」では、「親の介護を誰がメインで行ったか」という質問をしています。 【親の介護を誰がメインで行ったか】 ・長男:29.1% ・長女:20.2% ・親(被介護者)本人の配偶者:14.8% ・次女:10.3% ・次男:8.9% ・長男の配偶者:8.4% ・三女:2.0% ・その他:2.0% ※出典:LIFULL senior「介護の実態および意識に関する調査」このように、長男・長女が半数近くを占めるという結果に。かつて「長男の嫁が介護をする」のが一般的という時代もありましたが、今は「実の親の面倒は、子ども自身がみる」という方向へ変化しているようです。 長男・長女がその下の兄弟姉妹より割合が多い理由は、「兄弟姉妹の中でも年齢が上の人が責任を持つのが当たり前」という、家族の中で自然と確立されたポジションゆえかもしれません。 しかし、どうしても任された人に負担が集中することから、家族関係が崩壊に向かってしまうことも。例えばこんなケースです。
【関連記事】
- 評価額1,000万円の実家は兄に…「でも、介護は女の子のあなたがお願いね」と悪びれもなく言い放つ母。地元・九州で親の面倒を一身に引き受けてきた〈55歳女性〉がついに家族を見切ったワケ【CFPの助言】
- 〈年収2,000万円超〉の60歳・勝ち組サラリーマン〈退職金4,000万円〉をもらって華麗に会社を去ったが…5年後、同期会で噂になった「定年エリートの悲惨な転落ぶり」
- 年金夫婦で「月28万円」もらえるはずが…同い年の夫を亡くした65歳・共働き妻、年金事務所の窓口で告げられた〈衝撃の遺族年金額〉に絶望「こんな仕打ち、ありますか?」【FPの助言】
- もう老後の心配はありません…。55歳会社員「年金の上乗せ対策は完了」と余裕の笑みを浮かべていたが…突然の胃がん発覚を機に「家計破綻の危機」に陥ったワケ
- 月収38万円・38歳のサラリーマン、初めてみた〈ねんきん定期便〉に目が点「年金、少なっ!」…失望が一転、歓喜の〈年金受取額〉