全国29の教育研究施設で「京大ウィークス」6-11月
京都大学は2024年6月7日から11月9日、「京大ウィークス2024」を開催する。北は北海道から南は九州まで、京都大学が全国各地に展開する計29の教育研究施設で、施設見学会や講演会、体験実験、自然観察会など、多彩なイベントを展開する。 【画像】圃場見学&ミニレクチャー
京都大学は、全国各地に数多くの教育研究施設があり、多様でユニークな教育研究活動の拠点として重要な役割を果たすとともに「京都大学の窓」として地域社会で親しまれている。これらの施設で公開講座、講演会、施設公開などを一定期間に集中して実施する企画として「京大ウィークス」を毎年開催している。
2024年度は、6月7日から11月9日を「京大ウィークス2024」に設定。北海道の研究林から鹿児島県の火山観測所まで計29の施設で、知的好奇心を刺激するイベントを多数実施する。
たとえば、京都府の栽培植物起原学分野研究室では6月7日と8日、特別公開「圃場見学&ミニレクチャー」を開催。世界各地から収集されたコムギとその近縁野生種を栽培する圃場の見学、コムギの種子を系統保存する取組みに関するレクチャーが行われる。対象は小学生以上(小学生の参加は保護者の同行が必要)。参加無料。時間は午前10時半から11時半、午後1時半から2時半の2回。定員は各回15人。5月31日までメールより先着順で受け付けている。
また、熊本県の火山研究センターでは7月26日から28日、「一般見学会&文化財見学会」を開く。1日目は夜間に建物をライトアップし、屋外でダジックアース展示と火山に関する講演会を実施。2日目の一般見学会では、火山研究センター内部を公開し、観測機器や観測結果の紹介、火山観測体験、マグマ実験などを展開。3日日の文化財見学会では、建物内部の登録有形文化財見学ツアーを行う。参加無料。定員は、一般見学会100人、文化財見学会30人。7月26日までWebサイト、メール、FAXのいずれかで先着順に受け付ける。ライトアップは申込不要。