埼玉・大野知事が会見 緊急事態措置を継続(全文2完)措置終える状況にない
経済的支援のさらなる上積みは?
朝日新聞:朝日新聞の【ハセガワ 00:26:40】です。休業要請をした事業者に対して経済的な支援のさらなる上積みっていうものに対してどのように今お考えでしょうか。 大野:まず第一に休業要請をした企業に対する支援を私どもはしてはおりません。先ほど、何度も申し上げているとおり、このコロナ禍で影響のある中小企業や個人事業主に対して休業の要請をしてお休みになろうと、あるいは売り上げがなかろうと、あるいはどうしようもなくて休みになってしまったもの、これ全部ひっくるめて、われわれ、非常に広い範囲を対象にしています。従って、そこについては休業の要請をしたからという話ではありません。従って、今度は休業の要請の措置をもう一度延長するからということと連動はしていません。 ただし、経済的に大変厳しい状況に追い込まれる企業はこれからもまだまだたくさんあるというふうに思いますし、国がこれから入れるお金はありますけれども、われわれもこれから急ぎ、7日から、最大30万円という支援金をやらせていただきたいと思ってますけども、それを見ながら必要なところには検討させていただきたいと思います。 朝日新聞:具体的にいつごろまでに【検討 00:28:00】するということはありますでしょうか。 大野:まずは7日の段階で受け付けを始めて、1週間ぐらいでおそらく支給がわれわれもでき始めると思いますので、その辺りを見ながらお話を聞いていきたいと思っています。
休校が続く状況をどう考える?
東京新聞:すいません、東京新聞です。あした、ちょうど、こどもの日ということで、3月上旬から子供たちの学校が休校が続いている状況で、子供が学んだりとか遊んだりするような権利が害されていたりですとか、学校給食が1日の食事の大半を占めているようなご家庭のお子さんもいらっしゃると思うんですが、今のこういった3カ月に及ぶような休校が続いているような状況っていうのを知事としてはどういうふうにお考えですか。 大野:まったくもって異常だと思います。学校はやはりしっかりとつくる。特にこの春の季節というのは全ての学生にとってとても大切、特に1年生にはとても大切だと思っています。また、ご指摘になられたように、学業だけではなくて、子供の遊びや、それから残念ながら一部の子供さんにとっては昼の給食が1日で最もまともな食事だという方もおられるというふうに聞いています。こういった中でわれわれとしては、埼玉県はこういった子ども食堂のネットワークがほかの県よりも数多く広がっていますので、これはフードパントリーに代える、これをその支援をさせていただくとか、あるいは子供の虐待事案についても相談窓口等を広く取って、今、しっかりと対応をできるよう要請をしているところなんですが。 ただ、3.11のときもそうでしたけれども、3.11が、例えば子供の虐待なんかは終わってから少し時間的なギャップがあります、その真ん中というよりもですね。従って、われわれは引き続き、子供たちがしっかりと学業を受けることができるだけではなくて、きちんとした生活が受けられるような、そんな体制を広げていきたいと思います。 なお、子供たちの学業については、例えばIT等を使って、県立高校はすでに始めていますけれども、もう今度、言ってしまっていいんだと思いますが、テレビ埼玉さんにお願いをさせていただいて、中学3年生の授業をテレビでやっていただく。それによってIT環境が整っていないところでも授業を受けていただける。こういったことも今、進めているところであります。 どうぞ。