汪順ら3選手、過去にも陽性 中国競泳のドーピング問題
【ニューヨーク時事】中国の競泳選手23人が2021年のドーピング検査で陽性となりながら、同年の東京五輪に出場が認められた問題で、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は14日、このうち同五輪男子200メートル個人メドレー金メダルの汪順ら3人が16、17年にも検査で陽性となっていたと報じた。 処分はされなかった。 世界反ドーピング機関(WADA)は「禁止薬物のクレンブテロールに反応を示したが基準値を下回る微量だった」とする声明を出し、汚染された食物の摂取を原因に挙げた。中国やメキシコなどの食肉の一部はクレンブテロールで汚染されており、ドーピング検査で陽性となるケースも出ているという。