クオッカの屋内展示室整備へ 埼玉県こども動物自然公園が寄付金募集 目標額1千万円
埼玉県こども動物自然公園(埼玉県東松山市)は、国内では同園でのみ飼育・展示している小型カンガルー「クオッカ」について、屋内展示室を整備するため寄付金の募集を始めた。1千万円を目標に9月末まで受け付ける。 クオッカはオーストラリア南西部やロットネスト島などに生息し、体重2・7~4・2キロの小型動物。口元が笑っているように見えることから、「世界一幸せな動物」とも言われている。 同園では現状、9頭のクオッカを飼育する。しかし本来は夜行性のため、太陽光にさらされる屋外放飼場での公開は、体調などを考慮し1日2~3時間にとどめているという。 同園ではこのため、照明を少し落とした暗めの屋内施設(約26平方メートル)の整備を計画した。クオッカにとって快適な空間を確保するとともに、来園者がいつでも見学できるようにする狙いもあるという。 寄付は同園ホームページの寄付フォームから申し込む。