【独自解説】11人“乱立”の自民党総裁選、党重鎮たちの本音「なんとか5人ぐらいで止まってほしい」のワケとは!?ベテラン・若手入り混じった争い、カギとなるのは9月10日の『アメリカ大統領選討論会』?
ただ、自民党の人たちから「世代交代」や「刷新感を出せ」という声もある中で、「3年後に70歳になるなら、今回手を挙げておかないと…」というのが、65~70歳ぐらいまでの年齢の方々です。ここで手を挙げずに次回挙げたら、「なんで前回やらなかったの?」というふうに言われますから。
■党の重鎮らの本音は「5人ぐらいで…」 理由は『テレビ』と『新聞』?
ここからは、水面下のお話を。私の責任においてお話ししますが、最終的に『5人プラス…』ぐらいに収めたさそうです。水面下で誰が動いているかは言えませんが、すでに推薦人を集めた方が、この中に5人ぐらいいます。これから順次出馬を表明しますが、党の重鎮たちの本音としては、「何とか5人で止まってもらいたい」、できれば「あとプラス1か、最悪2ぐらいで止まってもらいたい」と思っています。
理由は、投票権がある自民党員は、中小企業の経営者・地域の実力者など全国にいらっしゃいますが、こういった方々は、テレビを見たり新聞を熱心に読まれたりする方が多いからです。最近よく言われる「SNS・ネットの使い方がうまいこと」は、国政選挙には関係がありますが、今回の自民党総裁選には、あまり意味がないです。
となると、テレビや新聞で紹介してもらうためには人数を減らさないと、11人全員でテレビに出るとなったらテレビ局も大変です。11人全員が均等に発言するとなると、例えば読売テレビの報道番組『ウェークアップ』に出演していただいたとしても、放送時間が終わってしまいます。だから、テレビ局としても自民党としても、5人ぐらいにしてもらったほうが意見を聞けるというわけです。 そして、新聞です。今まで通りなら、新聞は「候補者に聞く!」みたいな記事をお一人お一人連載するんですが、11人分を連載したら、選挙期間がほぼ終わってしまいます。また、あいうえお順だろうが当選回数順だろうが最初に書いてもらった人が有利になるに決まっているので、「なんとか5人ぐらいにしたい」ということです。 その中で『女性・若手・ベテランなど程良くミックスして入れる図式』をやりたい人が、どうもいるようです。
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