半兄にシュヴァリエローズを持つカザンラクが快勝 ルメール「これから良くなってきそう」【東京5R・2歳新馬】
9日の東京5R・2歳新馬(芝1800メートル)は単勝1・9倍の断然人気に推されたシルバーステート産駒カザンラク(牡・嘉藤)が勝利した。勝ち時計は1分48秒4(良)。 好発を切って道中は2頭並びでハナに立つ形。勝負どころでスッと先頭へ立つと、直線では二枚腰を披露し、余力十分でゴール板を駆け抜けた。 鞍上のルメールは「真面目に走ってくれました。いいスタートで道中はずっと冷静に走っていました。最後はだんだん加速してくれましたね。距離もピッタリで折り合いもちょうどよかったです、これから良くなってきそうですね」と好感触だった。 一方、調教で騎乗していた指揮官の嘉藤調教師は「少しカッカしているところがあり、折り合い面が心配でした。スタートで出ちゃいましたがジョッキーの感覚では大丈夫とのことでした。1回使って前進気勢といいますか、折り合いの課題が出てくると思いますが、今日のところはいい競馬でしたね」と課題を交えつつも、馬をねぎらった。 本馬は半兄に今年のGⅡ京都大賞典覇者シュヴァリエローズ(父ディープインパクト)を持つ良血馬。課題克服なれば、上のクラスでの活躍も期待できそうだ。
東スポ競馬編集部