「気になるときにサッと掃除」 初の充電ステーション型を約10万円で シャープがスティック掃除機新製品
シャープが、ごみ収集と充電を兼ねた充電ステーション型のスティック掃除機「RACTIVE Air STATION(ラクティブ エア ステーション)」EC-XR1を8月22日に発売する。充電ステーション型は同社初で、55デシベルとシリーズ最小の運転音も実現した。価格は税込9万9000円前後を想定する。 【関連写真】紙パックに触れずにワンタッチでごみ捨てが可能 XR1は、フラッグシップ機と位置づけ、家事負担を軽減したい共働き世帯での使用を想定。掃除後に充電スタンドに戻すとごみを自動で収集してくれるため、毎回のごみ捨てが不要だ。 独自の「ノイズリダクション設計」と「ネイチャーテクノロジー」を組み合わせた低騒音化構造を採用することで運転音を抑制。吸引力とシリーズ最小の運転音55dBの両立を実現するとともに、充電ステーションでごみを収集する際も60デシベルに低騒音化。音が気になる夜間でも使いやすくした。充電ステーションには独自の「パックinカップ」構造を採用。ダストカップを取り外し、ボタンを押すだけでごみの溜まった紙パックを簡単に捨てることができる。 スティック掃除機本体は、リビングなどの生活空間と調和しやすいデザイン性に加え、緩やかなラウンド形状で握りやすいハンドルや、暗い場所を照らしてごみが確認できるLEDライトを吸込口に搭載するなど、使いやすさにもこだわっている。 国内の掃除機市場は、充電式スティック掃除機が人気で、掃除機全体の75%にまで拡大している。Smart Appliances & Solutions事業本部清潔ランドリー事業部の小森正憲事業部長は「気になるときにサッと掃除したいというニーズとともに、家事ラク(省家事)ニーズも強まっている」とし、充電ステーション型の製品化で需要に応えたい考えだ。 ラクティブ エアシリーズは、今年3月で累計140万台を販売している。
電波新聞社 報道本部