さらに男前になった新型ホンダCR-V e:FCEVが凱旋帰国!プラグイン機能のメリットも採り入れることで、FCEVが一気に身近に!?
日常でも非日常でも類まれな「頼りがい」を実感
CR-V e:FCEVは、SUVとしての利便性を高めるために、自宅や外出先で普通充電できるプラグイン機能を備えています。一充電あたりのEV走行可能距離は60km。水素の一充填(3分)では600km以上走ることができますが、日常的な使い方の中ではほぼ、駆動用バッテリーの電力だけで賄うことができるでしょう。 そうしたストレスフリーな走行性能に加え、多彩な外部給電機能を備えるところも、CR-V e:FCEVの特徴です。普通充電ポートにAC車外給電用の「ホンダ パワーサプライコネクター」を接続すれば、最大1500WのAC給電を可能にしています。 さらに荷室内にはCHAdeMO方式のDC給電コネクターが配置されており、可搬型外部給電機「ホンダ パワーエクスポーター」をつなげば、高出力な電力供給が可能となります。レジャーユースから非常時まで、さまざまなシーンでSUVらしい「頼りがい」を実感させてくれそうです。 プラットフォームなどはベースとなるCR-V(PHEV)から変更されていないことから、荷室には、水素タンクを搭載するための張り出しが生まれています。ともすれば邪魔でしかないように思えますが、ホンダはこれを逆手にとり、フレキシブルボードを使ってより使い勝手の良いユーティリティスペースを生み出しました。 同様に、エンジンマウントなどもそのまま活用するために、燃料電池システムを中心とするパワーユニットは巧みに一体化され、小型軽量なシステムを完成させました。コスト面でも有利な創意工夫ではありますが同時に、さまざまな面でのクオリティを高めることにもつながりました。 たとえば居住空間のゆとりは損なわれず、しかも振動や騒音を軽減して上質な走りを演出、さらに衝突安全性能まで高められているといいます。燃料電池車としての機能性を最大限に有効活用することで、新型CR-V e:FCEVはSUVとしてのマルチパーパス性能が一気に向上しているようです。 正式発表・発売は2024年夏。「身近に使える燃料電池車」が見せてくれる新しい電動モビリティのある暮らしは、想像以上にきっと便利で楽しく、しかも安心できるものになる・・・そんな予感がします。
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