温活のカギは食事!からだを温める食材や調理のコツを管理栄養士が解説
「寒い季節、手足が冷たくて眠れない」「冷えからくる肩こりやむくみに悩んでいる」そんなママ・パパはいませんか? 冷えは放っておくと体調を崩す原因にもなります。温活でからだをポカポカに保つためには、日々の食事が重要なポイントです。今回は、温活で取り入れたいからだを温める食材や調理のコツを管理栄養士が詳しく解説します。 【画像】忙しいママが工夫している時短家事法
温活の効果
からだを温める「温活」には、血行促進や冷え性の改善など多くのメリットがあります。 からだが冷えると、血管が収縮し血流が悪くなります。その結果、むくみや肩こり、疲労感が出やすくなるのです。温かい食事を摂ることで血行が促進され、冷え性が改善しやすくなります。また、血流がよくなると、体内の酸素や栄養の巡りがよくなり、不調の軽減につながります。 さらに、からだを温めることで基礎代謝アップも期待できます。基礎代謝とは、何もしていなくても消費されるエネルギーのことです。代謝が上がれば、エネルギーの消費が増え、太りにくいからだ作りに役立ちます。忙しいママ・パパにとって、日々の食事で効率的に健康を守る方法として、温活はぴったりです。(※1)
からだを温める食材と調理のコツ
からだを温めるためには、どの食材を選び、どのように調理するかが大切です。とくに旬の食材や、栄養価が高い食材を上手に取り入れることで、効率よくからだを温められます。また、調理法を少し工夫するだけで、冷えを防ぎつつ家族全員が満足できる温活メニューを作ることができます。
冬が旬の食材
寒い季節に旬を迎える食材は、からだを温める力が強いのが特徴です。たとえば、ほうれん草やにんじん、大根、かぼちゃなどがあります。「冬の根菜類」は、水分量が少ないためからだを冷やしにくいです。(※1) にんじんや大根はスープや煮物にすると、汁ごと食べられるので栄養を余さず摂取できます。ほうれん草はさっと茹でてお浸しや味噌汁にするといいでしょう。また、かぼちゃはポタージュやグラタンにすると甘みが増し、子どもも喜んで食べてくれます。